睡眠周期

何気なく「ねむログ」を見たら、この2週間の睡眠グラフに極めて特徴的な傾向が現れていることに気が付いた。1週間周期で、睡眠時間が規則的に増減しているのである。まず、土曜日(金曜の夜〜土曜の朝)に8時間超の長時間の睡眠を取っている。それが日曜日〜木曜日と進むに連れて徐々に睡眠時間が減っていき、木曜日には5時間半程度まで下がりここで底を打つ。そして、金曜日には6時間半程度に回復し、土曜日には再び8時間超まで増えて、ここでピークに達する。このサイクルが、過去2週間続いているのである。睡眠リズムが日ごとに一定していない原因は、分かっている。残業である。職場に毎日14〜15時間ほどいて、帰りがだんだん遅くなるので、月曜日の夜から就寝時刻が夜中にずれ込んでいく。しかし、起床時刻は6時台前半で固定なので、睡眠時間は徐々に減っていく。しかし、週後半の木曜日にもなると、疲れが重くのしかかってくるので、耐えかねて少し早く帰るようになり、金曜日の睡眠時間は回復する。土曜日は一週間分の疲れから、ついつい長時間眠り続けてしまう。こういったサイクルなのだ。ちなみに、日曜日の睡眠時間が前日より減るのは、土曜にPCの前で夜更かしをするためである。このように睡眠時間や睡眠リズムが一定しないのは、体に負担をかけるし、時間の使い方としても非効率だ。よくないことである。こうした「波」を生じさせる原因となっていた、外部評価関係の仕事は、一応昨日で一区切りがついた。自分はその仕事の直接の担当ではないものの、同じチーム内のことだったので、部分的に携わっていたし、連日深夜まで働いている担当者に申し訳なくて、必要もない居残り(残業では作業等も含む)を続けていたので、やはり帰るのが遅くなってしまった。この辺の「自分はほとんど手伝えないのに、付き合いで残る」という姿勢は、仕事の範囲が明確に線引きされていた異動前のチームにはほとんどなかった感覚で、自分自身おかしなことだと思っているが、課内全体がそういう空気だったし、ましてや今の仕事での自分の無能さ加減からして、「お先に失礼します」と声を大にして言える度胸はなかった。担当者は疲労困憊しながらもコーヒーをがぶ飲みして体に鞭打ち仕事をしている状況で、見ていて非常に痛ましかったし、こんな働き方は明らかに異常であって、この状況が公然とまかり通っているのはどうかしていると思わずにはいられなかった。昨日の夕方に書類を外部機関に発送したことで、来週からはこうした不健全な状態は改善されるはずだし、担当者も一週間ほど休みを取ってリフレッシュしてくるというのでひとまずはほっとしているが、配置人員の不足や、仕事のやり方など、こうした事態を招いた根本的な原因を改めない限り、来年以降にまた誰かが泣く泣く同じ目に遭うことになるのは目に見えている。働いている人に過大な負担を強いて無理矢理に働かせたところで、本当にいい仕事なんて出来っこないし、画期的なアイデアなんてのも生まれるはずはない。この働き方は間違っているし、当然にまかり通っては絶対にいけないことだ。誰も幸せにはならないからだ。自分はその確信を、周りにも示すべく、来週からは1分も残業しないで帰るという正しい行為を実行するつもりだ。その分、朝はべらぼうに早く家を出て、朝活に精を出そうと思う。4年前からずっと何度も繰り返し書いているとおり、それが正解なのだ。ただ、一人では継続するのは難しいので、志の高い若手を巻き込んで、そうした働き方を職場のデファクトスタンダードにすべく、迅速に動いていきたい。

(40分)