怒濤の1ヶ月

ご多分に漏れず自分も今日から大型連休に突入した。カレンダー通りに10連休である。異動前の担当業務では、4~6月が仕事のピークだったので、大型連休中も自主出勤していることがままあったが、今の業務ではそういう必要はなさそうなので、一旦仕事のことは全部忘れて休みに専念できそうだ。

 

 

4月1日に部署異動してからの1ヶ月は、振り返ってみるとすさまじいものだった。

 

 

第一に、激務だった。年度末の伝票処理の締め切りが4月11日に設定されていて、それまでに前年度分の伝票を残らず起案・決裁しないといけないと言われたので、やり方の具体的な説明もないまま、財務会計システムでデータ入力や伝票出力、確定処理などの作業を手探りで覚えながらやることになった。会計の基本ルールや処理の流れがまだよく分からないので、当然ながら1つ1つの処理に時間がかかるし、起案した伝票の細かいミスをほかの人のチェックで指摘されて差し戻し修正するケースも非常に多かった。狭い机の上に支払いのための書類が積み上がって、どれがどこにあるのか探すのも大変な、まさにてんてこまいの状態。そのため、締め切り週には、子供の風呂のために定時後1~2時間ほど一時帰宅してから、職場に戻り24時過ぎまで残業をするという過酷な日々を丸一週間続けることになり、心身ともに相当なダメージを受けた。このときに猛烈に仕事をした結果、色々なパターン別の処理の流れが頭にたたき込まれて、促成栽培的に業務の知識も身についたことから、幸いにも今は仕事も割と落ち着いてできているし、19時には退勤できるようになった。ただ、年度替わりで異動する弊害のお手本のような悪夢を味わわされ、ぶつけようのない不満や怒りを今も心の中にため込んでいる。

 

 

第二に、体調を崩した。上記の過重労働も影響しているだろうが、子供が保育園でもらってくる色々な菌やウイルスを浴びているせいで、風邪のような症状が頻繁に出て、常に具合が悪く、「元気だ!」と実感することがなくなってしまった。今週に入ってからも咳が出るようになり、今日は午前中内科を受診するつもりだ。連休中にこんな状態で過ごしたくないので、仕事を離れられるこの機会に、何とか体力の回復も図りたいと思っている。

 

 

第三に、家庭も大変だった。これも上記の長時間労働のせいだ。家庭をおろそかにしたせいで、妻のストレスゲージも一気に上がった。幸いこれも改善し、連休を前に平和を取り戻すことができたが、本当に大変な局面だった。

 

 

以上のことから、長時間労働は百害あって一利なしだと言える。政府が盛んに喧伝する「働き方改革」というのは、早く帰るのが一番、という意味では全くなく、生産性を高めて働く時間当たりの仕事の質を上げよう、という意味だ。連休中も、時間を見つけて仕事の勉強をしたり、本を読んだりして、5月以降もちゃんと常識的な時間に帰宅できるようにするための努力を怠らないようにしたいと思う。

 

(30分)