2018年度

新年度がスタートして実質的に最初の週末となった7日、8日の土日は、久々に休日出勤無しで2日間フルで休みを取った。2月後半から、土日の片方は必ず出勤する「月月火水木金土」(「金金」までは行かない)が常態化していたので、2日間の連休は本当にものすごく長く感じたし、色々と用事をこなしつつも、家族とゆっくり過ごす時間を確保できて、充実感があった。土日に休めるって、何て幸せなことなんだろうかと、皮肉ながらも週休二日制のありがたみを改めて感じたのだった。


今年度も、またしても、自分の所属部署と担当業務に異動はなかった。今の部署での在籍はまさかの5年目に突入し、大学評価の担当業務も4年目に入った。また同時に、丸7年在籍した副課長が異動になったので、自分がとうとう課内で最古参になってしまった。大学運営の企画全般を担う自分の課は、突発的かつ前例のない業務も多く、体力的にも、精神的にもキツいので、長く在籍するのに相応しくない部署である。だから、正直なところ3月末に「異動なし」という内示が出てからの仕事へのモチベーションはかなり下がってしまっているのは否定しがたい事実だ。昨年度末は、2月後半から3月末にかけて、組織の設置(設置審査)にかかる臨時的な業務が通常業務に付加され、課内全員が連日日付を超えるような超長時間労働を強いられる非常事態に陥っていた。それと並行して、会議を開いて大規模な社会調査の分析結果報告書を事務局としてとりまとめたり、逆に100%自分が作成した報告書を委員長に根回しした上で会議に提案して承認を取り付けたりと、年度計画達成のために必要な単年度限りの業務を自分が中心となって企画・実施してもいた。係長が複数業務を兼任していて評価業務に時間を割けない中で、自分がほとんど評価担当係長状態で仕事を切り盛りしていたのである。裁量を発揮して、自分自身がやりたかったことをいくつか実現できた反面、年度末に間に合わなかったらどうしようというプレッシャーも大きかった。家族やプライベートを犠牲にした仕事一色の生活に心が折れそうになる中、それを何とか乗り切り、各業務を最後まで遂行できたのは、「あと少しで異動」という希望的観測を持っていたからだ。3月末がそのゴールだと思っていたのに、フタを開けてみたらまだまだ先が続いていたというのだから、これはどうにも意気消沈せざるを得ない訳である。


そんな状態で、大学評価の担当業務4周目をスタートしたのだが、あいにく4〜6月はこの業務の一番の繁忙期で、消防団の活動シーズンとも重なり、ハードな期間が休みなく続く。年度末からずっとキツかったし、せめて最初の週くらいはしっかり体を休めなければ・・・と思って、週末を含む先週1週間は、2日に一度は定時で帰って消防の夜警に参加し、土日も仕事に行かなかった。そんな「本来あるべき姿」を実践してみたら、溜まりまくっていた疲労も1週間ですっかり回復し、酷かった肩こりや腰痛も軽減した。モチベーションも最低限復元できたので、これでこれから3ヶ月間、何とか頑張れそうな気がしている。うちの課は、働き方はキツいし、次から次へと無理難題を押しつけられるが、その分「いつ会社が消えても不思議ではない」という危機感と、仕事や業務外のことを通じて自分を成長させないとダメだという気持ちを常に奮い立たせることができる。「平和ボケ」しないで済むのは、ポジティブに考えればある意味で恵まれた条件とも言えるかもしれない。ただ、本当にそろそろ異動しないと心身が持たないし、不公平感が爆発しかねないので、こうなったら誰も行きたがらない学外異動の希望でも出すしかないのかなと考え始めたところである。


仕事はそんな調子で、プライベートは家族最優先なので、ブログも書けないほど自分の時間がないのだが、週末のわずかな時間を利用して、録画したアニメをコツコツと視聴している。今見ているのは、「コードギアス反逆のルルーシュ」だ。2010年以来、8年ぶり2回目の鑑賞である。昨年は「Zガンダム」を見るのに1年がかりだったので、今年も同じくらいかかるかもしれないが、その分厳選した名作を1話1話味わって楽しむようにしている。スキーは今シーズンはわずか4度しか滑れなかったし、自転車も未だに実家の作業小屋に仕舞い込んだままになっているが、時間はますます限られていくので、量より質を重視して、1回1回をしっかり楽しむほかないだろう。ただ、昨年は1回に留まった登山は、新品の靴を買ってあるので、できれば今年は3回くらいは行きたいと思っている。


そんな調子で、前途多難な2018年度も、前向きさを忘れないように頑張っていきたい。

(50分)