クレゲ部

昨日今日と2日間かけて、平成25年分の源泉徴収票を全従業員に配付した。その枚数は、500枚以上。ドットプリンターでの印刷に1時間、ミシン目を破って一人ずつに切り分け、封筒に入れるのに丸2日近くかかった。非常勤さんと二人で手分けしてやったのだが、窓の開いた専用封筒に単純に入れればいいだけの常勤職員分を非常勤さんに任せ、給与明細の封筒に同封したり、ラベルを貼って郵送したりとパターンが複数ある非常勤職員分は自分が担当したので、非常勤さんが昨日で作業を終えた一方で自分は今日の午後までかかってしまったのだった。単純作業を延々と繰り返したので肩が少し疲れたが、重要な仕事がひとつ片付いたのでひとまずほっとした。今年は職員から「源泉徴収票はまだか」という問い合わせが来ないうちに配ることが出来たので、前年より一つ進歩したと言えるだろう。ちなみに、自分の源泉徴収票上のH25年分の給与支給総額は315万円だった。前年より約1万円だけアップ。昇給したり12月のボーナスで優秀者に選ばれて勤勉手当が加算されたりした割にはほぼ上がっていないが、これは残業を前年比でほぼ半減(128h→69h)させたことによる減少分が大きいことによるものなので、決して悪いことではない。H26年は4月から給与臨時特例措置が廃止され、俸給月額が俸給表どおりの額に回復するので、給与は大幅にアップすることだろう。勤務評定的に2級への昇格が難しいと思われる以上、毎月1万円近く減額されている特例措置の廃止だけが給与上の明るい材料である。


それはさておき、今夜は「クレーンゲーム部」と称して、職場の若手を誘い仕事帰りにゲームセンターでクレーンゲームに興じた。忘年会で自分の趣味であるクレゲの話をしたところ、女性職員から「私もやってみたい」という声が挙がったことから、善は急げで突発的に立ち上げた企画だった。自分以外の参加者は、企画を希望した女性2名と、人数バランス上声を掛けた後輩の男性1名。男が自分一人だと何かと間が持たないような気がしたので誘ったのだが、結果的に正解だったと思う。自分が「部長」としてクレゲのコツを伝授・指南するという謳い文句だったのだが、実際には自分が少ない回数で景品をスマートに獲得するような場面はなく、この場合は箱の角を突いて云々などと講釈を垂れる割には自分のプレーはさっぱり冴えなかった。むしろ、初心者である他の「部員」たちのほうが、たった1回で中サイズのぬいぐるみをゲットしたりして活躍していたのだった。ビギナーズラックもあったのだと思うが、下手にあれこれ考えすぎるのも逆によくないのかなと自分の頭でっかちなプレースタイルを反省もしたのだった。全部で4個の景品をゲットし、1時間ほどで「部活」は終了。ただ、わいわいととても盛り上がっていて、解散するには惜しい雰囲気だったので引き続き、近くのイタリアンのお店に行き食事会となった。そこで21時すぎまで過ごして、お腹もいっぱいになったところで解散。初めての企画だったのでどうなるか不安なところもあったが、「楽しかった〜」、「第2回も期待してます」という声が挙がって大盛況だったので安心した。こうして、飲み会、スキー、ボウリングといった今までの若手企画のバリエーションに、新たなレパートリーが追加されたのだった。


一昨日の失態のほとぼりも冷めないうちにこんなことをしていていいものかと思って、心の底から楽しめていない部分もあったが、自分が担っている「若手のファシリテーター」という役割をサボるわけにもいかないから、それとこれとはきっちり気持ちを切り替えて臨むのがおそらく正しいのだろう。明後日の土曜日は年に1度のビッグイベント、センター試験が控えており、いつもより朝が早いので、明日の夜はこんな夜更かしはせず22時くらいに寝るとしたい。

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