年収(1年目)

先日、3月分の給与が出た。その結果、国大職員1年目の年収は以下のように確定した。


年収(額面、支給額):269万7026円
手取り:236万1769円
控除額:33万5257円




(数字の単位は円)


大卒1年目としてこの額がどの程度多いのか、少ないのか、自分は知らないし、特段知りたいとも思わない。まあ、おそらく平均よりは少ないのだろうとは予想がつく。ただ、国民の税金から給料をいただいている身であるし、より厳密にいえば赤字国債の発行によって生かされている訳なので、文句を言う資格はないだろう。


とりあえず、客観的な事実として、実家暮らしの身としては、これは生活に全く不自由しない十分な額である。色々と浪費しまくっているせいで貯金はある時期から頭打ちになっており、浪費癖を直さない限り今後もあまり増えそうにない。


給料の内訳を見てみると、本給が77.19%と4分の3以上を占めている。期末手当と勤勉手当(いわゆるボーナス)が合わせて16.25%。それ以外の手当は、全部合わせても10%にも満たない。特筆すべきはやはり、超過勤務手当の少なさだろう。1.78%で、金額にして4万8105円。時間に換算すると、29時間である。超勤実績は翌月の給与に反映されるので、3月の超勤分は4月給与時に支給されることになり、上のグラフには含まれていない。ちなみに、3月の超勤を含めた1年間の超勤時間の合計は、33時間である。このうち15時間は1、2月に申請された分(なおかつ1月申請の6時間は全てセンター試験でのもの)である一方で、0時間(超勤なし)だった月も4回ある。実際は0だった訳ではないが、大して仕事は多くなかったのは事実だ。それだけ時間にゆとりがあったはずなのだが、勉強にも娯楽にもあまり取り組めていなかったのは、自分の怠慢以外の何物でもないと言わざるを得ない。特殊勤務手当というのは、何だか大仰な名称だが、センター試験の日に出勤した職員に支給される手当のことである。センター試験大学入試センターから委託されて行う業務であるため、大学の給料とは別にセンターから委託料が支払われていて、その中から職員の手当が支出されているということらしい。1日で7000円なので、2日とも出た自分は1万4000円となっている。寒冷地手当と通勤手当については、特に触れるべきこともないだろう。控除額も同様であるのでコメントは省略する。


国大職員は、公務員試験受験者の間では、他の職種に比べ給料が低いことで有名である(なお職員の身分は公務員ではない)。だから、こんなんじゃ生活できないという理由で敬遠されることもあるし、実際に職員の中には(それだけが原因とは断定できないが)独身の人は割と多い。自分も、実家を離れて所帯を持とうとしたら、これではとてもやっていけないだろう。現実問題として、これからもこれくらいの水準であまり昇給しないとすると、生涯設計など描けるものではない。まあ元々、そんなことを考える気もないから、関係ないといえばないのだが。2年目の年収はいくらになるかわからないが、住民税が発生する一方で、超勤が大きく膨らむことだけは間違いなさそうだ。

(80分)


<追記:4/24>
一部の手当の額にミスがあったため、給与総額やグラフを修正した。