減額適用

昨日は7月の給料日。うちの大学でも今月の給与から、いよいよというか、ようやくというか「給与減額措置」が適用された。それで、基本給が4.77%下がった。手取りにして9,000円ほどの減少だ。地域手当や管理職手当も減額の対象だが、今のところ自分の毎月受けている給与で減額されるのは、基本給と超勤だけ(ただし超勤は来月支給分から下がる)。それでも1万円近く下がる影響は小さくないし、冬のボーナスは勤勉手当・期末手当とも9.77%オフになるので、それこそ生活設計の見直しが必要になるはずだ。こうした年間の年間での影響額を調べるため、先月仕事中にエクセルで減額の影響を試算する表を作ってみた。職員からの問い合わせに対応するため、また給与計算システムの計算結果確認用途に耐えうるように、かなり念入りな検証作業を行い、工夫に工夫を重ねて、超勤やボーナスへの影響も算出できる高度な機能を実装した。自分のエクセルスキルを集大成した力作であり自信作である。実施開始月を変更すれば、4月から減額した場合の試算も出来るので、その気になれば4月や6月実施の他機関でも応用可能な優れ物である。その試算結果は下記のとおり。今回使ったのは個人用なので、自分で現在の給与を入力すると減額後の額が表示される仕組みだが、職場にある管理者用のものは、職員番号を入力するとデータベースから給与を参照し全自動で試算されるようになっており、まさに「試算システム」と言っていいほどのものになっている。しかし、未だに使用される機会に恵まれていない。個人的にはとても残念だ。まあ、上司の指示もなく勝手に作ったので仕方ないことだが。

上記では、地域手当や広域異動手当など自分に関係のない手当は非表示にしてある。毎月5時間の超勤をすると仮定すると、本来の年収は318万円。それが減額後は、306万円になり、年間で12万円が減額される。減額される額の比率は、本来の年収に対して3.79%・・・という見込みである。ロードバイクが1台買える金額だと思うと大きい。下がってしまうものはどうしようもないので、現実を受け入れて、前向きに対処していく所存である。ただ自分はともかく、教授ともなると1割カットなので、簡単に納得できるはずもない。全大学が横並びではなく、大学ごとに開始時期や減額率、代替措置の有無が異なるのも、一層タチが悪い。給与カットを逆恨みされて、夜道で後ろから刺される、なんてことはさすがにないよね。

(40分)