僕らの足あと


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今週の雪が積もったある日の朝、出勤のため駐車場から職場まで歩きながら、撮影した写真。後ろから歩いてくる人がいたので雑な流し撮り風になっているが、あることが気になったので撮った。それは、かかとをあまり上げずに、半分引きずって歩く人が多いんだな、ということ。かかと側に靴を引きずってできた長い「尾びれ」ができている足あとがほとんどだったからだ。気になって自分の足あとを振り返って見ると、同じく尾びれができていた。つまり自分も足をほとんど持ち上げずに歩いているということだ。わずか1、2cm程度の積雪でこれだけ跡が付くのだから、足は数mmしか持ち上げていないことになる。これでは、靴のかかとも擦り減るし、滑って転倒しやすいし、何より足の筋肉を使わないから筋力ダウンまっしぐらだ。ということで、わずか百数十mの雪道から「足をしっかり持ち上げて歩くべし!」という重要な教訓を得たのだった。雪がなかったら、泥道でも歩かない限り、足あとをじっくり見つめる機会などないだろう。これだから、雪国生活は面白いのである。

僕らのあしあと

僕らのあしあと

(15分)