白馬八方尾根スキー場

センター試験の振替休日だった今日は、かの有名な長野県の白馬八方尾根スキー場に行ってきた。同僚二人を誘っての日帰りの遠征で、自分にとっては今シーズン7回目のスキーだった。天気は曇りで、太陽が雲越しにぼんやり見えるものの、日差しはほとんど届かないような感じがほぼ1日続いた(ただし14時過ぎから山頂付近で雪が降り始めた)。日中も気温が上がらず氷点下だったので、雪質は「キュッキュッ」と音が鳴る良好な状態を終日保っていて滑りやすかった。晴天でも吹雪でもないこのくらいの天気が個人的にはベストだと思うので、非常にラッキーだったと思う。日差しがなく寒かったので滑っている間は鼻水が止まらなかったが、それはまあいつものことなので気にはならない。行き帰りの運転も楽だったし、平日のためスキー場も比較的空いていたので、行って良かったととても満足した1日だった。


八方尾根は、白馬コルチナと同様に、いやそれ以上に、外国人(白人)の比率が高かった。平日だったのを差し引いても、ゲレンデやスキー場までの道で見かける外国人の多さが際立っていた。白馬というのは、国際的なブランドとして通用しているのだろう。さらに今は円安だから、外国人観光客の数もウナギ登りなのではないかと推察される。一方で、スキー場(ゴンドラ乗り場)の場所はちょっと分かりづらくて、カーナビに案内されたにもかかわらず一度通り過ぎてしまった。一般的なスキー場だと、メインのリフトやゴンドラに隣接する形で大駐車場があるものだが、ここの場合はゴンドラ前にそれらしきものが一切なかった。目的地に到着したのに停める場所がなかったので非常に困惑したのだった。やむを得ずスキー場のものとは違う一般の有料駐車場に500円で駐車したのだが、あとで調べたら、少し離れたところにいくつか分散して駐車場が設けられていたと分かった。まあ、スキー靴で長い距離はあるけないので、それを知っていたとしても近場の有料に停めていただろう。それ以外は、特に不満を抱くような点のない、とてもいいスキー場だった。スキー場はとても広くて1日では全てのコースを回り切れないほどだったし、北アルプスの山々を見渡すことが出来るゲレンデからの眺望は抜群で、滑り始めは滑ることより写真を撮ることのほうに注意が向いてしまったほどだった。全体的に斜度のあるコースが多く、上級者向けのコブのコースもかなり多かったので、ボーダーよりスキーヤー向けという印象の強いスキー場で、一緒に行った二人は相当に疲れたようだったが、自分としては色々と滑り方を試すには格好の条件が揃っていて楽しかった。お気に入りのスキー場の一つに加えることにして、来シーズン以降もまた来てみたいと思う。


↑1998年の長野オリンピックの競技会場として使われたため、ゲレンデのあちこちにシンボルマークが残っている。


↑ゴンドラを降りると見渡す限りに山々の雄大な展望が広がっていた。その眺望と開放感は、これまで行った数多くのスキー場の中でも飛び抜けて素晴らしかった。


↑眼下に白馬村の街並みがすっかり見えた。


↑きれいなコブが模様のように整然と並ぶ兎平コース。自分にはここに飛び込める技術はない。



↑リフト山頂の自動販売機は冬眠中だった。

↑山頂の食堂。メニューは意外と安い。






↑滑り終わって小腹が空いたので、長野名物の「おやき」を食べた。

日帰り温泉に浸かってさっぱりしてから帰途に就いた。

↑温泉の自販機。自販機でヤクルトが売られているなんて珍しい。100円で2本出てくるようだが、容器のサイズといい、出てくる本数といい、筺体の中はどういう仕掛けになっているのだろう。買わなかったが、興味は強く惹かれた。

(30分+15分)