初滑り2013

三連休初日の今日は、地元の赤倉観光リゾートスキー場(AKAKAN)にスキーをしに行ってきた。これが今シーズンの初滑りだった。



↑向かう途中では妙高山がはっきり見えたのだが・・・。

↑到着した時には雲に隠れてしまっていた。


AKAKANは先週土曜にオープンしたのだが、(ほぼ)全コースが滑走可能になったのはやっと今日からのことだった。家から30分かけてスキー場に着いたのは、10時過ぎのこと。「朝一で来てささっと滑って午前のうちに撤収」というのが自分の理想とするスキーのたしなみ方であり、地元民ならではの特権なのだが、少々遅くなってしまった。9か月ぶりだったので、道具の準備や車載に手間取ったのと、前夜が飲み会で帰りが遅かったために寝坊したのがその原因だ。しまったなぁと思ったものの、着いてみると予想外に駐車場が空いていて、ゲレンデに見えるほかのお客さんの姿もまばらだった。シーズンが始まったばかりだからだろうが、今回はそれほど混んでいなかったのだった。家で予めスキーウェアを着て出掛けたので、車を降りてスキーブーツに履き替えただけで早くも準備は完了。板とストックを持ってリフト乗り場に向かった。ここでまず、忘れてはならない大事なミッションが待っていた。それは「スーパーシーズン券」の受け取りである。今季の方針では、妙高エリアの3つのスキー場で使える共通シーズン券を利用するというのが、大きな柱になっていた。事務所の窓口に行くと、引換券と交換で(書類申請と代金の支払いは予め済ませていた)カード型のシーズン券が渡された。リフト券と同じくらいのサイズで、ウェアの左腕にあるパスケースにすっぽりと収まった。番号は二桁台で、自分の写真が貼られている。リフト券とは明らかに異質で結構目立つので、何だか恥ずかしかったが、同時に特権を手にしたことが誇らしくもあり、否が応にも気分が盛り上がってきた。これがあれば滑り放題なのだ。こんな素晴らしいことはない。鼻歌でも歌いたいような気分で、意気揚々とゴンドラに乗り込んだ。ゴンドラも空いていて並ばずに乗ることが出来た。





↑今回初めて実戦に投入したスキー板。新品で滑るのは殊のほか気分がいい。


それから約3時間、ほとんど休憩せずガンガン滑りこんだ。スキーの感覚は2本も滑るとすぐに取り戻せたので、昨シーズンに人から教わったことを意識しながら、練習のつもりで自分に負荷を掛けてみた。今回は3月に買ってあった新しいロッカースキーを初めて使用したことから、その感触と使い勝手を確認する意味からも、色んなコースを滑ってみた。感想としては、自分の思いどおりに楽に動かせるし、かなり使いやすいなという感じ。デザインも自分好みだし、いい買い物をしたと改めて満足した。少し雪が降っていて視界はそれほどよいとはいえない天候だったが、気温がマイナス1度程度でそれほど寒くなく(むしろ滑ると暑い)、個人的にはちょうどよかった。何よりお客さんが少なくてゲレンデが広々使えたのがよかった。積雪は1mとまだ少なかったが、これから1月になればたくさん積るので心配はいらないだろう。滑走中に板が外れて、一度派手にすっ転んで頭から雪に突っ込んだが、新雪だったので全然無事だった。転ばないようにおっかなびっくり滑っていたのではうまくなれないと思うので、転倒も辞さない覚悟で今回は滑ったのである。そうして、15本ほど滑って十分すぎるほど満足したところで今日の滑走は終了。13時50分にスキー場を後にした。


自分が今回買ったシーズン券の販売価格は5万円だった。このパスが使える3つのスキー場(赤倉観光リゾートスキー場、池の平スキー場、杉ノ原スキー場)の共通早割リフト券が2500円であることを考えると、元を取るには最低でも20回行かなければならないことになる(ただし温泉が無料で利用できるという特典もある)。更に、1日リフト券2500円分の元を取るためには、リフトの回数券が300円程度であることから、1回につき7、8本は滑る必要がある。12〜翌3月が利用期間であることを考えると、ひと月あたり5回が目安となる。基本的には、今日のように一人で行くことが多くなるだろう。これから3ヵ月は、平日はDVDを見て勉強、週末は山で滑るという生活を送ることになる。地元でばかり滑る訳にも行かないので20回達成は至難の業だが、技術を磨いてしっかりとモノにするためにも、今シーズンはシーズン券を使ってガンガン滑りこんで行きたいと思う。

(60分)