初滑り2014-2015

土曜日の今日は、大雪の天気予報が出ている中、湯沢の「かぐらスキー場」まで行ってスキーをしてきた。これが今シーズンの初滑りだった。元々は翌日の日曜日に友人と二人で行く予定だったのだが、友人が用事が入って行けないことになったので、一日前倒しして一人で行くことにしたのだった。


9ヶ月ぶりのスキーだったので、道具が揃っているか、往復の車の運転は大丈夫か、去年の滑り方を覚えているかという3点で、行く前から不安だった。でも、結果的には全部OKだった。特に、滑りの技術については、昨シーズンの集大成の滑り、すなわち「体を常に正面に向け、姿勢を低く保ち、エッジをしっかり利かせて滑らかにターンとターンを繋げる」がそのまま再現出来たのでほっとした。何度も滑って体に覚えこませたので、体にちゃんと残っていたようだ。上述の不安もあったし、一人だったので、「楽しい〜!」という感じで盛り上がっていた訳ではなかったが、淡々と滑りながら技術的な部分を一つ一つ確認できたので、満足感はあった。


板もウェア類も、昨シーズンのものをほぼそのまま使い回しているので、今年は装備にかかる新たな出費はほとんどない。今のところ、長野より遠くまで行く予定もない。なので、今年おスキーは例年よりは安上がりに済ませられる見込みだ。


かぐらにはすでに何度も来ているので、コースマップ等も持たずに、感覚的に「こっちに行けばリフトがあるはず」という感じで特にあれこれ考えずに滑った。みつまたエリアからスタートして、広大なスキー場をひたすら横に横に移動しながら滑り、「最果て」である田代エリアのロープウェー乗り場まで到達。そこで引き返し、またスタート地点まで戻るという形で往復移動をした。このスキー場に来ると、大体いつもそんな感じのコース選びになる。普段は友人のペースに合わせてスピードを調整したり、ゲレンデ脇や休憩所で休憩したりするのだが、今回は自分一人ということもあり、一度リフトを降りたら次のリフトに乗るまでほぼノンストップだったし、休憩所で休んだのも1回だけだった。だから、昼食も食べずに4時間ほぼ滑り続けたし、実質半日でほぼ全コースを走破したのだった。また、今回は初めて下山コースを滑ってみつまたエリアの駐車場まで下りるというのもやってみた。雪の量がまだ少ないので、一部土が露出している部分もあり、少し滑りづらかった。手っ取り早く下りるなら、ロープウェーのほうがいいだろう。


今回は、行き帰りの運転もかなりシビアだった。下道で片道100kmの距離を運転するから、ただそれだけでも十分負担だ。だが、道路上に雪が積もっていてスリップとスタック(立ち往生)の両方の危険に晒され、神経質な運転を要求されたのが非常に過酷だった。特に帰り道は、日が落ちて次第に暗くなって行く中、対向車と後続車に注意を払い、アクティブマチックモードでエンジンブレーキをフル活用しながら40km/hを超えないように適切に減速して、感覚を研ぎ澄ました運転をし続けた。あの状況下で、5年目のタイヤを履いたFF車で無事家にたどり着けたことは、我ながら信じられない話である。


今シーズンは、「バッジテストの受験」と「不整地での安定した滑走」を目標にして、滑りの技術を磨きたいと思っている。また、最低10回はスキー場に行けるようにしたいところだ。昨シーズンはシーズン券を買っていたので、たくさん回数をこなすことに重点を置いていたが、今年はシーズン券ではないし、去年ほど時間的余裕もないので、数より質を重視したいと考えている。冬にガンガン滑りに行くのは、20代で終わりにするつもりなので、スキーに専念出来るのは今シーズンを含めても、残り3シーズンということになる。その間に、一生モノといえるだけの一定のスキー技術をきちんと習得し、検定によってそれを証明して、雪国新潟の人間として恥をかかないようにしたいものだ。

























(60分)