体内年齢

先月、34才の誕生日を迎えた。また1年寿命が減ったと考えるか、もう1年生きながらえて良かったと考えるかが毎度微妙なところだが、現実問題としてはそれ自体には何の感慨もなかった。さすがに誕生日を忘れはしなかったが、1週間ほど前に思い出すまでは完全に意識から飛んでいた。それくらいに、自分にとってはただの日だった。

 

それよりも問題だったのは、誕生日を境に体組成計の計測結果が明らかに変わったことだ。我が家ではタニタの体組成計を使って、数日に一回入浴前に計測している。例として、先週のある日の結果は以下のとおりだった。

 

体重 62.2kg
BMI 20.3
体脂肪率 8.1%
筋肉量 54.2kg
内臓脂肪 1.0レベル
基礎代謝 1580kcal/日
体内年齢 19才

 

1年半ほど前まで50kg台後半だった体重が60kgオーバーで定着してしまったのもまあまあ気になるが、それ以上に自分が問題視したのは「体内年齢」が1才上がったことだった。これまでずっと下限値である18才で微動だにせず固定化していたのが、34才になると同時に初めて「19才」と測定されるようになったのだ。しかも何度測ってもそこから一切下がらなくなったのだから、これはどうにも気になって仕方ない。33才から34才に変わる数日間で体内が劇的に変わることは考えにくいから、おそらく実年齢から15才以上乖離しないように表示するよう内部設定されているのではないか…と勝手に推測しているのだが、機械にそうした数字を突きつけられるのは、人から年のことを言われるよりも冷酷でショックなものだったりする。体力は衰えても、何だかんだで健康面ではまだまだ若いようなつもりでいたのだが、これを機にその意識にも危機感が芽生えたのだった。

 

健康といえば、今週は週後半から2日連続でやや強めの頭痛に苦しめられた。平日夜に疲れが溜まって頭痛が起こることはたまにあるのだが、それが就寝中も続いて安眠が阻害され、翌朝も起きた瞬間から頭痛というのはおそらく初めてだった。明確な原因らしいものも思い当たらず、いつ治るのだろうと不安が募った。幸い2日目の日中から徐々に改善し、夜にはほぼ平常通りに回復したのだが、頭痛の間は心身ともに辛く、仕事や私生活への影響も小さくなかったので、また同じ症状になったら…という懸念はやはり拭えない。

 

体組成計が判定したとおり、体内の加齢も着々と進行しており、今後ますますあちこちにガタが出てくるのは間違いない。体の中の見えない健康状態を測る1指標として、今後も体内年齢を意識しつつ、その進行を年1才以内に抑えるべく、スポーツや生活習慣などの健康維持により一層注力せねばと思ったのだった。

 

(45分)