左手仕事

昨日は事故後初めて職場に出勤した。世間の連休明けより1日遅いのは、病院に行くために一昨日は休みを取ったため。丸1週間ぶりの仕事だった。右手が封じられた中で働いてみて、何とまあ不便で不自由なんだろうと感じたが、必要最低限の仕事は一応できるとわかった。通勤は親の送り迎え頼みだし、左手も痛いので重いものは持てないし、資料のホチキス止めもほとんどできない。電話を受けることは出来るが、右手がふさがっているのでメモを取れない。水に浸けた雑巾を絞るなんて動作に至っては完全に不可能だ。ただマウスとキーボードは左手のみでも操作できるので、基本的にはパソコンでのワープロ入力作業は(ミスタイプが増えたものの)概ね問題なくできた。パソコン様々だし、事務仕事でよかったなとつくづく思う。手書き時代だったら全く仕事にならないところだったし、肉体労働だったら休むしかないところだった。キーボードのショートカットキーも最大限活用して、効率性を意識して仕事をした。とはいえ、両手に比べてかなり遅いのも確かなので、土曜の今日も出勤して作業の遅れを補った。弊害としてはほかにも、姿勢を自由に変えられないので体が痛くなることや、迎えがあるので残業が制限されること、1日の数少ない息抜きであるお昼のバドミントンができないこと等がある。ギプスは目立つので、今日は会う人会う人から「どうしたんだ」と腕のことを訊かれ、十数回同じような説明を繰り返した。基本的には、「自転車でこけて手首を骨折した」とだけ答えるようにした。


仕事自体はなんとかなったような、なっていないようなという感じだが、体調は徐々に悪化している。慢性的な首の痛みと頭痛、骨盤の痛み等が我慢できない域に達していて、寝ても全然楽にならない。というか、横になっているほうがかえって体が痛い。「世の中に寝るより楽はなかりけり」というくらい睡眠大好き人間の自分には著しく苦痛な状況だ。寝ている間に誤って死なないように、様子を見て医師に診てもらわねばなるまい。見た目以上に体の内側はボロボロのようなので、体を労わって無理をしないようくれぐれも用心したい。

(30分、携帯)