防災リュック

災害が起きたときの非常時持ち出し品を詰めた自前の「防災リュック」が、このほど完成した。東日本大震災発生以前から必要性を認識し、部分的に必要なものを買い集めてはいたが、それらを実際に持ち出せるようにリュックサックの中に詰めた状態で常備したのは、今回が初めてだった。

 

 

今回の行動の直接のきっかけは、昨年9月の朝活読書会で「災害」をテーマにしたこと。このテーマを読書だけにとどめず、実践に移さねばという思いから、10月下旬にA4・2ページのオリジナルの「自主防災計画」を作成し、この中で「防災用品の用意」を取組項目の中に位置づけたのだった。それを実施したのは、今年の1月に入ってからで、年始休暇中に「持ち出し品リスト」をまず作り、その後約1ヶ月かけて、携帯ラジオや飲料水など必要なものを購入・収集して、今月に入ってようやくリストの品を全て揃え、リュックに詰め終えた。この作業に当たっては、高校時代に買って以来、実家で眠っていた大型の登山用リュックを引っ張り出してきたり、車に積んであった携帯ライトを転用したりと、できるだけ既存のもの、普段使っているものを流用して、お金をかけず、手っ取り早く用意できるように工夫した。また、リストは、新聞記事やネットの情報を参考にして、一般的に必要とされる食品・道具類だけでなく、紙オムツなどの子供用品も追加するなど、我が家の状況に合わせるようした。さらに、リュックに詰めるに当たっては、濡れると困るものはビニール袋に詰めるなどの工夫もしている。結果的に、13kgを超える重さになったが、2日程度のサバイバルは乗り切れるだけの装備が揃ったと思う。リュックは、アパート玄関から階段を上がった脇の収納庫に保管し、地震や水害等の災害時には自分がこれを背負い、子供を抱きかかえて、脱出することを想定している。

 

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【2019年1月現在】非常用持ち出し品リスト(リュックに同梱)


ただ、このリュックの装備もまだ完全ではない。子供用品は全て入りきらず、もう一つのリュックに入れることになっているし、飲料水が多くを占めるため一定の限度があるものの、もう少し軽量化が必要だ。食料品の賞味期限のタイミングで毎年中身を更新・点検する予定なので、今後も工夫を図っていきたい。

 

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