妻に倣う

先週は新年度のスタートで仕事が一気に加速し、帰る時間もずい分遅くなった。ただ、火災予防週間で消防団の夜警活動があったことから、月水金は18時過ぎには退勤できていた。火災予防週間が終わり、強制的な早帰りができなくなる今週から仕事の負担が本格化することになる。明日から始まる新たな一週間のことを考えると、正直少し不安だ。


この土日は、割と色々活動することができた。土曜は、曇りの天気を生かして、妻と桜の花見に行ったし、アクセラのタイヤをノーマルタイヤに換装した。日曜は、雨だったが、妻を連れて長岡まで行ってゲーセンでクレーンゲームに興じたし、ずっと作ろうと思っていた新しい眼鏡を眼鏡屋に行って注文することができた。妻は2日続けてお出かけできたことを喜んでいたし、自分もそれを見て嬉しく思った。ただ、もっと色々やりたかったという思いは残った。例えば、読書とか、取りためたテレビ番組の消化とか、ブログの更新とか、自転車に乗るとかいった具合である。やりたいことはいつだって山のようにあるし、そのための時間をどうすれば作れるかという問題は脳内メモリに常駐している。そうした自分の心理的モヤモヤに比べると、妻は至ってさっぱりしていて、衣食住以外のことでノルマやタスクはほとんど抱えていないように見える。暇な時間ができれば、テレビを見るかスマホをいじるかしていて、21時を過ぎれば眠いといってさっさと寝てしまう。自分のようにあれをしたいこれをしなければと考え、ついつい夜更かししてしまうのとはまさに真逆だ。それで大丈夫なのかと、見ていて心配になるくらいだが、特段問題も生じていない様子だ。妻の姿からは、人間が「やらなければいけないこと」と思っていることのほとんどは、やらなくても大した問題にはないことなのだと気付かされる。


妻みたいに「何もしない」のは、さすがに自分にはマネできないが、ノルマやタスクを減らすことは生き方を軽く、しなやかに、それでいて骨太なものにするためには、重要なことだと思う。そのため、毎日やるべき基本的な行動を定めたチェックリスト(基本行動チェックリスト=コーリス)の項目数を減らす作業に着手した。あれもこれもという色合いの強かったCLの性格を、最低限これだけやれば十分というくらいのシンプルなものに変えたいと思っている。妻に倣い変えてみるべきこと、逆に自分として絶対に守りぬくもの、それらをうまく使い分けながら、生き方をもっと芯のあるものにしていきたい。

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