時の移ろい

土日を利用して、昨日と今日の1泊2日で志賀高原にスキーをしに行ってきた。泊まり掛けでのスキーは1ヶ月ぶり。前回同様、義姉がアパートに泊まりに来て相手をしてくれたので、妻のことは心配せずに行って来られた。


今回は、某大学のT課長ら3人と一緒の旅行で、課長に誘われて参加したものだった。天気は二日間ずっと快晴。雪のコンディションも良好。1日目は丸1日滑って複数のスキー場をツアーし、2日目は焼額山スキー場を午前半日滑って、スキーを満喫した。清々しい青空の下、雄大な山々を眺めつつ、白く輝く雪原の上をスキーで駆け抜ける気持ちよさは何物にも替えがたいものだったし、1日目の夜にホテルの部屋で何もすることがなくのんびりだらだら過ごした時間もまた、常に色んなタスクの消化に追われている自分にとって、貴重なリラックスタイムになった。そうした非日常な時間の余韻は、15時台に帰宅した後も自分の心の中でしばらく消えなかった。山奥でスキー以外のことは考えなくてよかった状態の気楽さに比べて、帰った後の現実は重くて、反動で少し心がぐらつきかけた。でも、もう大丈夫。またちゃんと正面から向き合うとしよう。


T課長には、自分の新人時代からずっと目をかけていただいていて、もうかれこれ7年の付き合いになる。あと2年で定年だから、年に何回も会う今のような関係はそろそろ終わりなのかもしれない。自分ももう自由にスキーに行っていられる身でもない。いつもの調子で、来年また行きましょうと言って現地で別れたが、正直かなり実現性は低い気がする。人は変わりゆくもの。今の状態はいつまでも続かない。今を大切にすることの重たさを、改めて考えた出来事でもあった。

(携帯、35分)