夏至

今年の夏至は、一昨日の6月21日だった。この日をピークに日の出の時刻は遅く、日の入りの時刻は早くなり、日の長さは短くなっていく。自分は毎年、夏至を過ぎると少し物悲しい気分になる。これからどんどん日が短くなっていくことと、自分の人生が終わりに近付いていくのを、つい重ね合わせてしまうからだ。また夏が本番に入り、これからうだるような暑さがやってくることへのうんざりした気分というのも、少し混じっている。そんなことから、夏は自分にとってはあまり明るく楽しいイメージの季節ではない。自分は明らかに、夏より冬が好きなほうである。夏至の対極である冬至は、自分にとっては再生と希望の象徴であり、徐々に日が長くなる冬は決して暗くネガティブな季節ではない。自分は夏と秋を通り越して、すでに冬が待ち遠しい気持ちでいるほどだ。頭の中でスキーの想像が繰り広げられそうになるのをぐっとこらえて、あと5か月はバドミントンと自転車に精力を傾けたい。

(携帯、15分)