RANGEMAN

すごいG-SHOCKを知ってしまった。

タフネスさと機能性を追求した「Master of G」シリーズの一つ、「RANGEMAN GW-9400J-1JF」という機種である。今まで使っていた「RISEMAN GW-9200-1JF」というG-SHOCKを2週間ほど前にどこかに落としてしまい、探しても見当たらないので、後継機がないかと探し始めたところで見つけたのがこれだった。こいつの何がすごいって、高度・方位・気圧/温度を計測できる「トリプルセンサー」をG-SHOCKで初めて搭載したというところがすごい。RISEMANは高度・気圧/温度のダブルセンサーだったから、機能的に完全に凌駕している。当然、RISEMANと同様に電波時計ソーラーパネルを搭載している。日の出日の入り時刻を表示するなんていう聞いたこともない新機能もある。だが、おそらく最も自分にとって利用性の高いのは、ワンプッシュで時刻をメモリーできる「ダイレクトタイムスタンプ」と、ワンプッシュで起動できる「ストップウォッチ」の機能だろう。分刻みの行動記録を毎日付けている自分にとっては、タイムスタンプの機能はまさに「あったらいいな」という積年の願いをそのまま実現したものだし、使用頻度の高いストップウォッチを一発で起動できるのは使いやすさの面で画期的としかいいようのない素晴らしい改良といえる。G-SHOCKはスキーと自転車というアウトドアスポーツを趣味とし、時間を人一倍確認する必要がある自分にとっては、なくてはならないアイテムである。そして、自分はG-SHOCKに、他の製品の追随を許さない、高度な実用性と尖った機能を求めている。RISEMANの後継機は、このRANGEMANのほかにはありえないのは疑いようのないことだった。ひとめぼれに近い状態で、見つけて早々にAmazonで注文した。定価は48000円+税のところを、税込で実質30000円ほどで売られていたので、お買い得感は大きかった。


これまで使ってきたRISEMANは2008年10月に、その前に持っていた(自分にとって最初の)G-SHOCKは2003年4月に買ったものだった。いずれも出先で、自分の腕以外のところに巻き付けて使っていたときに紛失している(前者はスキーのストック、後者は自転車のハンドル)。また、紛失に至るまでの使用期間が約5年半という点も共通している。どうやら自分のG-SHOCKは、5年以上使用すると旅に出てしまう運命にあるらしい。この慣例どおりならば、今度自分の元にやってくるRANGEMANは2019年秋までの付き合いになるのかもしれない。だが、新しい「相棒」がきっとこのジンクスを打ち破り、長く自分を支えてくれることを今から期待している。

(40分)