バド合宿

一昨日から今日まで、二泊三日でバドミントンの合宿に参加してきた。場所は群馬の山間の温泉地、草津。他機関が主催の職員バド部の企画に、その機関に転出した前財務課長のお誘いでお邪魔させてもらうことになったのが今回の経緯である。


合宿の内容は思っていたのと違いとてもハードだった。基礎打ち等の練習をしたのは最初の30分だけ。あとはダブルスの試合を21点で最大3セット、それを休みなくやり続けるのだから大変だ。1300mの高地で、気温は涼しいのにも関わらず、滝のごとく汗が吹き出て全身びしょ濡れ。肉体の疲労と筋肉痛は鎧のように体を重くした。こんなにみっちりやったのは中学生のとき以来である。参加者のレベルは総じて高く、自分は明らかに見劣りしていた。空気が薄いためかシャトルが飛びすぎてやたらとアウトになるし、絶好のチャンス球を華麗に空振りするしで、目も当てられないような恥ずかしいようなミスを連発した。これでもかこれでもかと連発しまくった。しかし昨日の夕方に1、2回だけリミットブレイクが発動し、衆人環視の中で実力を上回る高度なプレーが現出した。これが過剰に評価されてしまい、素質があるとか伸び代があるとかスマッシュの角度が鋭いとかこれからが楽しみだとかと言われて周りからべた褒めを受けた。喜ぶべきことかと思いきや、これが実は逆効果だった。自分は褒められた経験がないので、大変に困惑してしまったのだ。しかも実力に見合わない完全な買いかぶりである。これがプレッシャーになり、変に力んでしまったのと、バドに必須の「瞬間的な判断」に迷いが生じたため、その後は絶賛を受けた試合がアンドロメダ星雲の遥か彼方にまで消し飛ぶような低レベルなミスをしまくった。今日の体たらくを見る限り、ミスのデパートから総合商社にレベルアップしたのは満場一致の結論であったろう。全く目も当てられない有り様で、非常に恥ずかしく申し訳ない思いをした。自分は、バドの腕前はそこそこでいいと思っていたのが、このままでは今回一緒に参加した人たちに今後会わせる顔がない。だから今後は社会人クラブにでも入って腕を磨くつもりだ。そういう意味で刺激を色々と受けた合宿だった。もちろん他機関の方と交流出来たのも非常にいい経験になった。


昼間はひたすら練習試合をしまくり、夜は湯畑の散策や飲み会に出掛けるなど、とても充実した中身の濃い3日間だった。来年の合宿にもぜひ参加したいと思う。



国道292号線渋峠付近にて。

↑湯畑にて、一緒に連れて行った後輩と。

(携帯・PC、45分)