春の足音

晴天に恵まれた今日は、朝から6℃と気温が高く、正午過ぎには日陰でも13℃まで気温が上昇するなど、とても暖かかった。仕事中は普段Yシャツの上に薄手のカーディガンみたいなものを着ているのだが、お昼にバドミントンをした後はエアコンの効いた事務室内が暑くて我慢ならず(同時に眼球も猛烈に乾燥して辛く)、それを脱いで腕まくりをして仕事をしていた。春の訪れを身をもって感じた1日だった。スキーの予定はまだ残っているが、もうほとんど新雪は積もりそうにないので、雪質的には満足できそうにない。暖かくなるのは結構なことだが、技能の向上を実感できぬままにスキーシーズンが終わってしまうのは、いささか残念でもある。



↑朝、通勤途中で撮影した妙高山(2454m)。もっと朝早く撮影すれば、大気の歪みに影響されずきれいに撮れただろう。


夕方、ノー残業デーだったので17時半に職場を出た。表がまだ明るいことに驚き、日が長くなったことをしみじみと実感。もうすぐ春分なのだから当然だが、毎日カレンダーを見ていても、残業ですっかり暗くなってから外に出ることが多いので、日の長さを意識することは今までなかった。あと一ヶ月もすればジテツウを再開できるだろう。さて帰ろうと思っていたら、駐車場で1年目の上司だった室長に呼び止められた。留学生との交流会を学食でやっているから顔を出したらどうだ、とのこと。先週にスキーで留学生のお世話をしたので、その縁もある。少し考えた末、再び大学に戻って、交流会場に飛び込んでみた。軽食とソフトドリンクが用意されていて、ちょっとした立食パーティのような雰囲気でにぎわっていた。こういう場は苦手だ。1回会っただけの人たちとどう話をすればいいのか、ぱっと思いつかない。どうも、なんて声をかけてみても、その後の会話が続かないと気まずい。顔と名前が分かる留学生を中心に一通り声をかけて、ぎこちないやりとりをした後は、お地蔵さんのように一か所に突っ立ってジュースをただちびちび飲んで過ごした。今になって思えば、彼らが着ていた民族衣装とか、披露してくれた踊りや歌等を話のとっかかりにして話題を広げればよかったのだが、機転の利かない自分はとっさにそういうことを考えることが出来なかった。また、ほかの職員から話しかけられ、独逸での2週間の研修について尋ねられた時も、忘れかけた記憶をとっさに整理できなくて的を射ないことしか伝えられなかった。手ぶらで行ったのはいいとして、頭の中まで空っぽの状態で臨んだのは少々問題だった。それくらいのことは訊かれて当然だったし、明快な受け答えをしてしかるべきだった。自分の社交性の低さと頭の固さに、昔よりダメになってるなぁ、こりゃ社会人失格だぜ、なんて思いながらも、結局閉会までその場にいた。ただ流されてここにいる訳ではなく、選択と決断によって自分の人生を築いてここまで来たのだから、もっと自分の行動に自信を持て・・・と自分に言い聞かせながら、18時半過ぎに会場を後にした。「国際人」とは、自己と自国、属する文化のアイデンティティを明確に他者に説明でき、自分の意見をはっきりと主張出来る人、それでいて異なる文化に対しても関心と寛容さを持つ人だと自分は思っている。日本人として、日本がどのような国であるかを説明出来ることが大切ということだ。英語の上手い下手なんてのはその後についてくる問題であり本質的なことではない。独逸から帰国した時に思ったことを改めて噛みしめ、あの2週間をただの「いい思い出」にしないためにも、変わらなくてはと強く思ったのだった。


帰る途中で、オドメーターが33333kmに達したので、車を停めて写真を撮った。来年には4のキリ番を達成するだろうが、縁起が良くない数字なのでたぶん写真は撮らないと思う。



↑トリップBは前回給油後の走行距離。この後すぐに給油したら、満タンで55Lのタンクに50.32L入った。50L超えは史上3回目。


色々書いてみたが、いまいち頭がすっきりした気がしない。もっと色々なことを書きたいのだが、疲れた頭ではうまくいかないものだ。朝活、朝ブログの早急な実現が望まれる。

(60分)