始業前

冬場の平日は、目安として、7時に家を出て、7時30分までに出勤する(職場に着く)ことにしている。道路に雪が積もっている日は、7時30分頃から道路が混み合い渋滞し始めるので、それより前に出勤するためにこのような時間設定にしているのである。



職場の所属するフロアには、大体自分か、同い年の同僚が一番乗りで入室する。そして、その他の人たちは始業時刻10分前ごろから続々とやってきて、課長か部長が一番最後に席に着く。完全な年功序列になっている。鍵を開けてフロアに入ると、PCの電源を入れてから、以下のような作業に取りかかる。


①窓のブラインドを上げ、スラットを開ける
②ヤカンでお湯を沸かして、麦茶を作る
③灯油ストーブにポリタンクからポンプを使って給油して、火をつける
④電気ポットに水を入れてお湯をわかす
⑤課内全員の机、ミーティングテーブルを水拭きする(ポットの中に残っていたお湯を再利用)
⑥コーヒーメーカー(バリスタ)のタンクの水を補充
⑦給湯室の水盤のそうじ(+三角コーナーのゴミ捨て、タオルの交換等)
⑧課長、部長のゴミ箱を空にする(書類はシュレッダーで廃棄する)
⑨灯油ストーブの上に水を入れたヤカンを載せる
⑩インスタントのコーヒーやお茶を補充
⑪ゴミ袋を外のゴミ回収所に捨てる
⑫雪が積もっている場合は、指定場所の除雪をする


これらを一人でやると、30分ほどかかる。極力効率的に動けるように、順番の工夫や並行作業を心掛けているが、それでも30分を切れれば上出来というところだ。特に③の給油作業は、重いポリタンクを倉庫から引っ張り出して、作業後はまた倉庫に返さなければいけないので、タンクを上げ下げするときに腰を痛めないように注意が必要だ。それに、給油しているときはストーブのタンクの残量メーターをよく気をつけてみていないといけない。少しでもぼーっとしていると、いつの間にか満杯になったタンクから灯油があふれ出してしまう恐れがある。自分は以前に一度それをやってしまい、床に油をぶちまけてしまった前科がある。


作業が終わるのは8時過ぎ。それからようやく自席に座って、PCを操作し始める。ログインして、就業システムで出勤時刻を打刻して(すでに30分経っているが)、メールを確認してといったことを一通り終えると、今度は自分の記録の作業を始める。日記や業務日誌の記入、ねむログへの入力等である。これを終えるか終えないかのうちに、始業時刻の8時30分になってしまう。だから、新聞や雑誌を読むとか、勉強をするといったことをするには、7時30分の出勤では到底時間が足りない。かといって、仕事もしないのにこれよりも早く、7時以前に職場に来るというのもおかしなことだ。だからやはり、職場に着く前にマックにでも寄って、朝活をするということが必要になる。



就職して以降、朝活、朝活と言い続けてかれこれ5年になろうとしているが、これまで習慣として定着した試しはない。無茶なんじゃないかと思いつつも、生活リズムや頭の働き等を考えると、最終的にはいつも「朝活しかない」という結論に至る。朝活が出来ない最大の原因は、当然ながら夜寝るのが遅いことだ。遅くなる原因は、帰宅が遅いこともあるが、それ以上に寝る前にPCをしたり、テレビを見てしまうことも大きく影響している。朝早起きするためには、睡眠リズムを一定に保つことが欠かせない。帰りが遅れたら、テレビ等の娯楽は避けて、すぐに夕飯を食べ風呂に入って寝るようにする。現状の労働時間を前提にすると、それを徹底する以外に朝活の実現につながる道は考えられない。娯楽は老後の楽しみでもいいが、勉強は今やらなくては意味がない。帰宅後は睡眠を最優先にする。これをとにかく徹底していきたい。

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