捲土重来

何もしなかった日曜日の夜、憂鬱の深い闇の中に自分の心は沈んでいる。考えること、学ぶこと、現状の課題と真剣に向き合うことから逃げていること。それらが浮き彫りになるのが、日曜日の終わりのこの時である。この時間は好きではない。平日の夜のほうがずっといい。1年近く会っていない友人のことや、ひと月後に迫った独逸人との二度目の交流への対処のことを考えなければならないと思いつつ・・・。


昨日は、県内の大学職員のサッカー大会があって、昨年に続き参加して来た。会場は下越地方にある天然芝のサッカー場。一泊二日である。車数台に相乗りしてお昼に現地入りし、午後に2試合に出場した。結果は散々。1勝はおろか、1得点も出来ずに敗退してしまった。自分は交代要員で、それぞれの試合にちょっとだけ出ただけだったが、全くチームに貢献できていなかった。どう動いたらいいか、パスするのがいいのか、ドリブルするほうがいいのかも分からないで、前に後ろにただ走り回っていただけ。それすらも息が続かず、思うように行かなかった。そのため、去年は試合途中で足がパンパンに張ってしまうほど走ったように思うのだが、今年はそもそもその域まで達しなかった。サッカーの何たるかを分かっていないのをさしおいても、つくづくチームプレイの出来ない人間だと痛感せざるを得なかった。だからバドミントンでもダブルスは苦手なのである。来年は出ないかもしれないし、出ない方がいいのかもしれない。それは、先月出場した野球大会でも同じことだ。


夜の懇親会のほうも、まるでパッとしなかった。最近、飲み会で何を話したらいいのか分からなくなってきた。よく知った人が相手でもそうなのだから、知らない同士では全く話が弾むはずもなく、二次会まで行ったのに、他大学の人とほとんど話をせず仕舞いだった。コミュ力が落ちているなぁと率直に思う。礼儀とか気遣いといった面においても、退化を感じる。独逸から帰ってきたころは、これで一回り大きくなれたとか、自分に自信がついたとか思っていたのだが、現実にはそんなことは全然なかったみたいだ。この調子では、仕事面でも最善を尽くしていないのではないかと自分を疑いたくなる。自分の活動領域を広げるなんて、とてもじゃない・・・そんな有り様である。捲土重来を期する時は果たしてくるのか、どうやったら実現出来るのか、危機感を持って考える時間を設ける必要に強く迫られている。

(40分)