遅々

今日は休み(振替休日)を取って、海外渡航の準備に時間を充てた。先週金曜も年休を取っていたのだが、ほとんど進展がなかったので、実質的に出発前最後の休日となる今日には、過大な負担と期待とが向けられていた。


向こうで出し物として踊るAKB48の「会いたかった」の振り付けをYouTubeを見ながら初めて練習(30分)したり、ホストファミリー用のお土産を準備したり(でも先方の家族構成等は未だ不明)、成田空港にスーツケースを宅配便で送る手配をしたり、英語の名刺を作ったりと、前進した部分もあった。だが、CODMW3を2時間もプレイしたり、人が乗れる巨大ロボ「クラタス」がいよいよ販売されるということを知って、ついついお披露目の動画を視聴して興奮してしまったり、日経新聞社主催の大学改革シンポジウムのライブ動画配信を視聴したり(本当はこれを聴きに東京まで行くつもりだったが、ネット配信されたので行かなかった。行かなくて正解な内容だった。池上彰の皮肉の利いたジョークくらいしか面白い部分がなかった)、今やる必要もないことを多々してしまったので、やりたかったことの半分も出来なかった。昨日立てた直前の行動計画が早速崩れてしまった。もうこれは、3日の夜に徹夜してもダメだろうという感じがする。何もかもが、今更すぎるのである。


だいたい、朝から精神的にヤバかった。やらなくてはならないことがあまりに多いせいで、焦りばかり先行してあたふたして事が進まなかった。せっかく計画があっても、心が乱れているのではその通りに進まない。やっと落ち着いたのは、13時台にチャリで家の外に出かけて、近所の風景を写真に収めていたとき。「自分はこんなところに住んでるよ」というのを独逸人に見せて説明するために写真を撮りに行ったのだが、いかんせん周りには田んぼしかないので、緑一色の写真ばかりになり、かなり困った。寺社仏閣とか、もっと日本的な何かを撮りに行こうかとも思ったが、ジリジリと刺すような猛烈な日差しが遠出を阻んだので、それはやめておいた。だから消化不良なまま帰ることになったのだが、ただ、途中にコンビニでガリガリ君を買って食べたときは、ふと心が晴れて爽やかな気分になった。暑いときに、太陽の下で汗をかいて、日陰で食べるアイスバーって美味いもんだな、と思ったのだ。心が独逸行きの呪縛から解放されたのは、そのひとときだけだった。


明日から3日間は猛烈に仕事をして、本来1週間以上かけて行う月例給与の諸作業を一気に仕上げることになる。しかもそれでいて、渡航の準備も山のようにこなさなければ間に合わない。無理ゲーだなーと思う。今までの怠慢がつくづく悔やまれる。明日から8月だ。早く帰国したい・・・その一心で外国に行く準備をするという矛盾した心理状態が続くことになる。

(25分)