雪国レポート:2013/1/25

暴風雪警報が出ていた今日の日中は、ずっと雪が降り続き、横殴りの猛烈な風が吹雪となって窓を軋ませていた。勉強もあるし、こういう日はさっさと帰るに限ると思って18時15分ころに退勤して駐車場へ行くと、車がこんな具合に埋もれていた。



↑朝は雨だったのでワイパーを立て忘れていた。


ちょうど20cmほど積っていた。ブラシでかき落とすにはちょっと大変だったが、一晩で50cm以上積ることだってあるから、量としてはそう大したことはない。排気筒の露出を確認してからエンジンを掛け、車内を暖めて窓の雪を溶かしながら除雪した。ブラシで車の上の雪を落とした後は、スコップで車の周りに積もった雪を取り除く作業が待っている。車の前方と駆動輪である前輪周辺の空間を確保し、スコップを車外に残して試しに車を前進させようと試みる。しかし、タイヤが動かず進まない。まだ除雪が不十分だったようだ。そうして3回くらい掘っては前進を試み、掘っては前進を試み、というのを繰り返して、ようやく車を前進させ脱出することに成功した。ここまで約15分。四駆車だったら、こんなにかからずに脱出出来ることだろうが、そんなことを考えても仕方ない。除雪中もずっと吹雪が続いていたので、全身が雪まみれになり、ブルゾンはびしょびしょになってしまった。這う這うの体で車内に転がり込むと、冷たいブルゾンは助手席に脱ぎ捨てた。当然ながら道路も雪が積もっており、事故車も見かけたが、自分はゆっくり慎重に運転して何とか無事家まで辿り着くことが出来た。


これが雪国の冬の日常風景である。

(25分)