応対

これから二泊三日で東京に行き、来日する独逸青年たちを出迎えおもてなしする合宿に参加してくる。歓迎会があるほか、夜に一緒に東京観光をする予定でもあるが、もちろん遊んでくる訳ではなく、日中は就労や社会的責任についてのディスカッションをすることになっているほか、彼らに日本についての正しい理解を深めてもらうため、また両国の友好関係の発展に資するために、積極的な交流を図らなければならない。7月に初めて日本団で集まったときや、独逸への出発時の底なしの不安と悲壮感に比べたら、今の気分はいたって平静だが、かといって前向きで楽観的ということもない。向こうで歓待してもらったお返しをするのは当然だから、行くことに対してのためらいはない。だが、準備と反省が不十分だったから、果たして自分がその場で何か貢献出来るのか非常に自信がないのである。独逸青年たちに訊いてみたいこともしっかりまとめておかず仕舞いだった。英語でコミュニケーション出来るように英語を勉強しようと思って意気込んでいた帰国直後に比べるとかなりトーンダ
ウンした感じどある。とはいえ、行く以上は自力でどうにかしなくてはいけない。とにかくいつもより大きい声を出して、明るく振る舞うことが大切だ。これが仕上げだと思って気合いを入れて望みたい。

(携帯、50分)