福岡:2016/9/10-11(2)

行って帰って来てから5日も経ってしまったが、先週末の福岡旅行についてまとめておく。


今回の旅行は、自分が4年前に参加した独逸研修の同期のメンバーたちが、福岡在住のメンバーの結婚・妊娠をお祝いするため、全国から集まったものだった。最も参加者の多かった1日目の夜の飲み会には仙台、東京、愛知、愛媛等全国から10人も集まり、仲のよさ、結束の強さを改めて確認する結果となった。


自分は福岡市内の市街地・天神をぶらぶら歩いて回って買い物等をしたあと、18時半過ぎに一次会場の居酒屋に着き、太宰府天満宮観光をしていたメンバーたちに合流。遅れていたメンバーも順次到着し、20時ごろには全員が揃った。主賓のメンバーを祝福して乾杯してから、近況を話したり、独逸での思い出話をしたり、各自が持参した地元のお土産を交換したり(自分はばかうけや笹団子を持参)と、2時間半ほど楽しんだ。一次会の後は、繁華街・中州の川沿いに立ち並ぶ有名な屋台を見て回ってから、たまたま見つけたバーを二次会場にして再び飲んだ。ここで、自分が2月に結婚したことについて、指輪をはめた左手をジョジョ立ち風に顔の前に掲げながら、満を持して発表。全員に目を丸くされ驚かれるとともに、お祝いの言葉をかけてもらった。しばらくは結婚のいきさつ等を訊かれる質問コーナーになった。フェイスブックで普段はやりとりしているが、こういう大事なことは直接会って伝えたいと思っていたので、それができてよかったし、ほっとした。二次会は23時半で終了。そこで解散し、自分は一部メンバーとともにさきほどの屋台でとんこつラーメンを食べたり、繁華街を歩いてみたりした後、深夜にホテルに戻った。


翌日は、韓国に行く組と、福岡市内を観光する組に分かれて行動。自分は後者に加わり、徒歩や地下鉄で半日市内を観光した。最後に、主賓のメンバーに、持参したお祝いの酒2本(地元産の日本酒とロゼワイン)を手渡し、博多駅前で13時半過ぎにみんなと別れると、飛行機で帰途に就いた。アパートに帰って来たのは、20時半ころだった。


たった2週間独逸で一緒に過ごしただけなのに、4年経っても以前と変わらぬ親密さで気兼ねなく付き合える仲間がいるというのは、本当に素晴らしい財産だとつくづく思う。あの2週間はただの楽しい旅ではなく、また辛いだけの思い出でもなかった。多くの発見や感動や失敗があり、自分のちっぽけさ、世界の広さを思い知った旅だった。苦楽を共にし、一度きりの得難い体験を共有したからこそ、年齢も住む場所も違うのに、こんなに近い存在であり続けるのだと思う。次はいつ会えるか、会えるかどうかさえも分からない。でも、いつ会っても自分のいいところを「変わらないね」とまた言ってもらえるように、あのメンバーの一員としての誇りを持って、全力投球で生きていきたい。そんなふうに思っている。

(30分)