時事

フジテレビの深夜アニメ枠「ノイタミナ」って、「アニメーション(Animation)」のスペルを逆さにしたものだったんだ・・・と今頃になって知った。今年の2〜3月に録画した、「ブラック☆ロックシューター」のアニメを鑑賞し始めて気付いたのだった。この作品は結構面白かったが、全8話しかなくすぐに見終えてしまった。先月は「カウボーイビバップ」を見て、こんな素晴らしい作品を今まで見ないでいたなんて・・・と思うほどにハマったのだが、今は次に何の作品を見ようかということを決めかねている。ゲオにでも行って、見逃していた話題作などを「発掘」してくる必要があるだろう。


それはそうと、最近、テレビのニュース番組とか新聞とかでの時事情報摂取が過剰なのではないかと感じ始めた。朝は「おはよう日本」、職場の昼休みでは12時の「NHKニュース」、帰宅後は「ニュース7」「クローズアップ現代」「ニュースウォッチ9」と、教養やバラエティの番組そっちのけでNHKの報道番組ばかり見ているし、他にも毎日「日経新聞」を読まねばならず、経済誌の「週刊ダイヤモンド」も毎週土曜日に配達されてくる。この全てに目を通す必要って、正直ないよな、時間の無駄じゃないか、と思うのである。少なくとも、日経新聞を読めば、1日遅れではあるが、NHKニュースの全国版で放映されているようなことは記事に書いてあるし、クロ現もテーマの選び方や切り口が面白いと感じるものの、「そういえばダイヤモンドで読んだような」という二番煎じ感のある内容であることも少なくない。自分がこれだけニュースを見るようにしているのは、過去からの習慣であるのと、世の中の流れについて行く気はないが、知ってはおきたいという気持ちがあるからだ。一方で、かねてから「ニュースを見ないとバカになるが、見過ぎてもバカになる」(世の中の出来事を知らないのも問題だが、そればかり見て偏った見方になってしまうのも問題)と考えてもいたので、今は時事情報摂取を抑制すべき段階に差し掛かっているのではないかと思う。だいたい、ニュースを見ていても面白くない。専門家がコメントや解説をする場面で、「こう言うだろうな」と予想してみたらその通りになったというが多いのだ。つまり一般向けに単純化された理論が頭に刷り込まれてしまっていて、「こうきたらこう」という紋切り型のワンパターンなものの見方に支配されてしまっているのだ。自分なりの自由な発想が出来ていないのである。これは非常に問題だ。


そういう訳で、「自分で考える」ということに時間を充てるためにも、時事情報は新聞とダイヤモンドに情報源を限り、出来るだけテレビのニュースは避けるようにしようと思う。逆に、Eテレの優れた教養番組はもっと見るようにしたい。なお民放はアニメ以外見る価値がない。

(30分)