電気代比較

今年の7月から、東北電力の「電気ご使用実績照会サービス」というのを利用している。これに登録すると、ネットから自宅の過去3年分の電気料金と電気使用量を調べることが出来るようになる。登録・利用は無料である。LED照明の導入や冷蔵庫の買換え等によって家全体でどれくらい電気代が削減できたかを調べるために、このサービスを利用し、過去の電気代を記録している。このたび、2009年から今年までの過去3年間のデータがそろったので、変化が分かりやすいようにグラフにしてみた。



※X軸の月は「計測した月」。我が家の場合は月の初めに検針されるため、使用実績期間とはちょうど1カ月ほどのズレが生じる。つまり、グラフでは「2月=1月実績」ということになるので、注意。


これを見ると、電気代には1年間で2回のピークがあることが分かる。11年は、第1のピークである冬場こそ例年を大きく上回ったものの、節電を重視するようになった4月以降は全体的に低く抑えられ、第2のピークのある夏場も前年より低く抑えることを達成している。7〜9月は平均で前年比20%以上削減しているので、原発が停止していることによる電気不足の穴埋めを少しは出来たのではないかと思うし、電気代の面でもかなりの節約になったのは間違いない。ただ、これで節電の取り組みを終えていいかというと、そういうことでは全くない。自動車に乗ることと同様、電気を使うことも、地球の資源を浪費し将来世代に負の遺産を残すことになるという意味において「悪いこと」だ。これからも半永久的に続けなければ意味がないことなので、この結果に満足せず、来年も継続してより電気を減らすためには何が必要か、あるいは不要かということを、不断に考え、実行して行きたいと思う。

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