etwasneues

「etwas Neues(エトヴァス ノイエス)」は、ドイツ語で「何か新しいこと」を意味する名詞である。大学3年のとき、独語を独学で勉強していて知ったこの言葉を、自分は妙に気に行っている。音の響きと言葉の意味が「何だか、いいなぁ」という感じがするのである。バカみたいな理由だが、実際そうとしか説明しようがないのだから、仕方ない。そもそも、自分は独語の英語とは異なる独特の言葉の「響き」が好きだ。鉛筆を意味する「Kugelschreiber(クーゲルシュライバー)」や、灰皿を指す「Aschenbecher(アッシェンベッヒャー)」など、響きにインパクトのある単語は今でもしっかり覚えている。文法はあまり理解していないが、単語の独特の響きがおもしろいので、独語のことは結構好きだ。ドイツのことも、ヨーロッパ一の技術力を有する工業国家であり、マネーゲームで虚構の富を貪る他の欧米先進国とは一線を画する質実剛健な経済体質であるというポジティブな印象を持っている。ビールの本場としても有名だ。生きているうちに一度は行ってみたいものである。

(20分)