ジテツウ〜準備編 その2〜

今から約2週間前の7月中旬、ネットから日本サイクリング協会(JCA)の賛助会員に登録した。その目的は、会員特典である「自転車総合保険」に加入することにあった。


ジテツウを開始するに当ってずっと念頭に置いていたのが、自転車保険に加入することであった。自転車の運転においても交通事故を起こす危険性は当然に存在するし、その場合自分は、被害者にも加害者にもなりうる。その時、なんの保険にも入っていなければ、自分の怪我の治療費や他人への損害賠償を全て自己負担しなければならなくなることになるかもしれない。そういうときに備えて、自動車と同様に、自転車の保険に加入する必要がある・・・そうしたことを、以前から思っていたのである。通勤途中の事故であれば、労災保険が適用される可能性もある。だが、帰宅時にいつもと違うルートを通って寄り道した場合等にまで適用されるかどうかは分からない。ジテツウを始めたら、帰り道を利用して街中の知らないラーメン屋を開拓しようということも考えているので、寄り道することは絶対に外せない。やっぱり、保険に入っていたほうが、いざというときのためには心強いと思われた。それで、個人的に色々調べてみたところ、金額と補償内容の面で、JCAの会員特典として加入できる自転車総合保険が一番バランスがいいという結論に至ったのだった。


保険には「傷害補償」と「賠償責任補償」がついていて、自分が負った怪我や自分の死亡に対しては前者の、自分が他人に追わせた損害に対しては後者の補償がされる。JCA会費が年間4,000円で、傷害補償に入院保険金が付加される任意の追加保険が2,000円(年度途中での加入だったため安くなった)。合計6,000円かかった。車の保険に比べればずっと安いが、すでに年度の3分の1が終わった段階での加入である上、雪国では12月下旬〜翌年3月の約4カ月間はほとんど自転車に乗れず、実質的な補償期間はわずか5カ月であることを考えると、若干損をした気分になってしまうが、まあ仕方あるまい。来年度は4月1日から加入するようにしたいところだ。ネットでの申し込みから2週間後、JCAの会員証が郵送されてきて、保険への加入が完了すると同時に、晴れてJCAの会員となったのだった。



↑ちなみにJCAの会長は自民党の谷垣総裁。趣味に政治的な感情は持ち込みたくないので、この点についてはノーコメント。


保険が目的で、会員としての身分やその他の特典は二の次だったのだが、会員証と同封されていた会報「サイクリングジャパン」を読んてみたら、なかなかおもしろくて、これだけでも結構な価値があるなと思った。この会報は年に4回送られてくるそうなので、季節ごとの楽しみとして期待することとしたい。


ともかく、これで、ジテツウ開始に向けての外堀を埋める作業は、大方完了した。あとは、いざ走るのみである。

(65分:9/24)