ガラケー

メインで使用する携帯電話を、FOMAの「F902i」から「P905i」に変更した。F902iは06年11月から今日まで、4年半に渡りずっと使用してきたもので、現在も機能性能上何ら特段問題なく使用出来ている(電池パックは、過去2回買い足している)。ただ、同じものをずっと使い続けるのも進歩がないなということで、新しいものを買うことにしたのである。スマートフォンは、まだ買い換える(あるいは買い足す)必然性を十分に感じないし、田舎ではセカイカメラは使いようがないし、常時PC同様にネット接続出来るのは自分にとって便利を通り越してむしろ危険ですらあると思ったことから、今回は選択を見送り、従来タイプの多機能携帯、いわゆるガラケー(「ガラパゴスケータイ」の略)の中から選んだ。その結果がなぜ、P905iだったのかは、自分でもよく覚えていない。何せ、買ったのは今年の2月下旬、今から2カ月以上も前のことだから、当時の心境や判断基準は今となっては定かではないのである。ただ、今まで使ったことのないメーカーがいいということだけは、はっきり意識していたので、P(パナソニック)かSO(ソニー)かという二択で絞り込んでいたことは明らかだ。それで、現在ヤフオクで安く購入できる古い機種の「新品」を探したところ、この機種が妥当との判断に至ったのではないかと推察される。




↑タテにもヨコにも開ける「Wオープンスタイル」が最大の特徴。機能性とデザイン性が高い次元で両立していることから、神機種の呼び声も高いとか高くないとか。


2カ月超机の上で放置されていたP905iに、F902iから電話帳や着メロ等のデータを移し替える措置を施し、今日ようやく正式に全面的に使い始めることとなった。マニュアルはまだきちんと読んでいないが、MOVAの時代から数えてこれで通算5機目かつ5メーカー目なので、大方の人がそうであるように、フィーリングで大体の操作や機能は理解できている。ただ、ワンセグや高性能カメラ、GPS、各種通信機能、大容量アプリ等を使い倒す気はなく、あくまで「メール付き電話」として使うつもりなので、哀しいことにこのハイスペック携帯の前途にはひたすら待ち受けるだけの日々が広がっていることになる。じゃあ、らくらくホンでいいじゃん、という意見もあろうが、例え使わなくてもやっぱり機能上はたくさん搭載されているものが欲しくなるのが人情というものだし、ギミックとしてのWオープンスタイルに惹かれたのも事実なので、らくらくホンでは満足できなかったと思う。また一方で、F902iもメイン携帯の故障時等に用いる「サブ携帯」として引き続き所有し続けるつもりである。音楽再生機能など、こちらのほうが優れている部分も少なくないので、機能・性能面でP905iF902iを完全に凌駕している訳ではないのも事実であるし、今の段階ではFのほうにずっと愛着がある。スマホの画一的なデザインが変わらない限りは、おそらく次の携帯もガラケーになるんじゃないかな。

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