昨日は、実家に帰省中のS君に会いに新潟まで車で行き、3ヵ月ぶりの再会を祝して、大学時代によく行った焼き鳥屋で乾杯した。お互いの仕事のことや近況等についてぐだぐだと話し、普段の毎日とは一味違う楽しいひと時を過ごした。彼とのぶっきらぼうで、あけすけな関係は当時とさほど変わりないと思ったが、さすがに当時のようにバカになれる元気や無思慮さはなく、終始落ち着いた雰囲気であった。彼はその状態や心境を「学生気分で飲んだ気分だ」と評していた。ちょっと複雑な言葉だ。
そして一晩明けた今日。自分はすぐに上越に帰るつもりだったのだが、S君の気まぐれで、市内をぐるっとドライブしてから、なぜか弥彦山を登ることになった。車でこの山を登るのは、09年11月29日以来で2度目。チャリで登ったのも含めれば、3度目になる。山頂付近の駐車場に車を停め、急峻な坂道にひーひー言いながら頂上まで歩いた。山の上から見える景色は、素晴らしいの一言に尽きた。日差しを受けて輝く水田が、広い平野の彼方へどこまでも続く光景は、とても美しかった。
山頂の神社でお参りをして駐車場まで戻った後、おいしそうなにおいにつられて、朝食代わりにやきそばを買って食べた。そこで何となく引っかかるものがあったので、家に帰った後、4年前の家計簿を開いてみた。すると案の定、チャリで弥彦山を登った07年4月29日の項に「やきそば、コシヒカリアイス」の購入記録が残っていた。無意識に同じことを繰り返すとは、やっぱり自分は自分なんだな、と意味もなく納得したのだった。
山を降りた後は、彼と別れ、下道で家に帰った。
昨日も日中、北陸道と日本海東北道を走って、上越から村上（旧朝日村）まで新潟県を縦断しており、昨日今日と長距離ドライブしてやや疲れが溜まっているが、今夜一晩ぐっすり寝ればなおるだろう。大型連休もそろそろ終わり、これからしばらくは祝日もないが、それにめげることなく規則正しい生活を送り、元気に過ごして行きたいものである。
（60分）
