自宅では基本的に、iTunesを使いPCで音楽を再生して聴いている(たまにPS3に保存した音楽をTVで再生することもある)。ノートPCをステレオミニケーブルで外部スピーカーに接続して聴くのである。しかし、音質に若干の物足りなさを感じていたし、「プップップ」というわずかなノイズが常に鳴っていることが気になっていた。どうにかしてノイズを取り除き、音質を改善する方法はないものかと思って調べてみたら、「USBオーディオプロセッサー」という外部機器をスピーカーとPCの間にかませることで音質を向上できるということが分かった。何でもPCに元からついているサウンドカードは必要最低限の機能しかついていなくて音の再現能力が貧弱な上、PCの中はノイズの宝庫であるため音質が劣化するのだという。そのため、PCでまともに音楽を聴くつもりなら、外付けのサウンドカードを買うしかない(今考えると参考にした情報の書きぶりが偏っていたように感じる)とのことで、「じゃあそれを買って試してみよう」と思って、勇んで買ったのが、以下の製品だった。ネットで評判が良かったのと、使っているスピーカーと同じメーカー(ブランド)だったことが決め手だった。特に深い思慮もなく買ってしまったが、よく考えたところで音のことなど実際使ってみなければ確かめようのないことだったので、同じことだった。
ONKYO SE-U55SX2(B) WAVIO USBデジタルオーディオプロセッサー ハイレゾ音源対応 ブラック
- 出版社/メーカー: オンキヨー
- 発売日: 2010/11/27
- メディア: Personal Computers
- 購入: 6人 クリック: 111回
- この商品を含むブログ (3件) を見る
これが昨日届いたので、「どれだけ音がよくなるのかな〜」とワクワクしながら開梱し、PCとスピーカーに接続して、いざ音楽を再生!してみたのだが・・・。どうにも変化が分からなかった。ノイズも消えていない。おかしいな、と思って色々試してみた。スピーカーの設定や、PCの設定、iTunesの設定も色々いじってみた。その結果、元から入っていた「プップップ」というノイズはスピーカーの設定が間違っていたことが原因だと分かり、消すことが出来た。しかし、不定期に「プツッ」というノイズが乗るという新たな現象はどうしても改善することができなかった。ネットで同様の例がないかどうか調べたし、機器をPCから離すとか、USBポートを変えてみるとかいったこともやってみた。だが解決に至る手掛かりすら全く見つけられなかった。結果的に得られた事実は、「今までどおりの接続だと、音は貧弱だがノイズは乗らない。機器をかませると、音は良くなるような気がしないでもないけどノイズが乗る」ということだった。音質は重要だが、ノイズが乗るのはそれ以前の問題だ。どんなにいい音でも、ノイズが乗ったら聴くに堪えない、台無しだということで、結論として、この機器の使用を見合わせることにした。果たして機器が不良品だったのか、PCとの相性が悪かったのか、元々こういうものなのか、ノイズの原因は分からない。自分では確かめようもない。後でメーカーに問い合わせてみるのも一つの手だが、面倒だしそこまで音質に強いこだわりがあるわけでもない(そんなに耳は肥えていない)ので、とりあえずは今までどおり直接スピーカーに接続する方式に戻して使うことにしようと思う。この2日間、色々実験して骨を折ったのは一体何だったのか。後に残ったのは、虚しい徒労感だけだった。
ちなみに自分のPC環境は以下のとおりである。
<PC:NEC LaVie LL750/AS6W>
<スピーカー:ONKYO WAVIO GX-70HD(W)>
ONKYO WAVIO アンプ内蔵スピーカー 15W+15W ホワイト GX-70HD(W)
- 出版社/メーカー: オンキヨー
- 発売日: 2006/12/10
- メディア: エレクトロニクス
- 購入: 1人 クリック: 5回
- この商品を含むブログ (6件) を見る
(45分)
※続編記事→USBハブ