眠気

本当に情けないことに、今日の午後はすごく眠かった。寝不足で、昼食を十分に取ったことが原因だ。もうろうとして時々気を失った。職場では、基本的に自分の机に座りっぱなしなので体を動かす機会がなく、眠気が襲ってくるにはもってこいの環境だ。その上、今日は仕事が少なく、正直言って暇だった。それが眠気を助長した。「税金もらって昼寝するつもりか」と自分に発破をかけたが、顔を洗っても、目薬を差しても眠気は完全には消えず、1時間以上仕事にならない状態だった。パソコンに顔を向けていたから死角だったはずだが、案外周囲も気付いていたのかもしれない。だとしたら恥ずかしい。今は上司から指示を与えられないと仕事が出来ない、自分で何かしようと思っても出来ることがない状態なので、非常にもどかしい。本当はバリバリ働きたい。でないと「タックスイーター」としての罪悪感に心が蝕まれてしまうから。そうだ、もう学生じゃないんだから、日中に眠気催してなどいられないのだ。就業時間中はきちんとやるべきことをやらねばならない。眠気を防ぐために一番有効なのはなんといっても、夜十分な睡眠をとること。ゆえに今夜は22時半前には就寝するつもりだ。本当はもっと早く眠るつもりでいたのだが。あと今後の再発防止策として、ブラックブラックガムを机の中に入れておくことも考えたい。


自分は多分デスクワークには向いていない。もっと体と頭を使って、自由に、自分の裁量で、時間を使える仕事、形あるものを扱い、形ある結果を生み出す、そんな仕事がしたい。今の仕事では、価値を生み出せているような気がしない。まだ駆け出しだからということではなく、この仕事そのものがあんまり価値を生み出す性質のものではないと感じるのだ。自分がいつかやりたい仕事、なりたい職業は、「考古学者」、「刀鍛冶」、「農家」のどれか、あるいはどれも。突拍子もないものが並んでいるように思われるかもしれないが、どれもひとつのことに一人で没頭できるという点が、自分にとって向いているし、魅力的だ。自分はとにかく、空間的に存在する、形あるものと向き合う仕事がしたいのである。専業でなく、副業でもいい。とにかくやってみたい。この世に生まれたからには、何か形あるものを社会の中に残してみたい。ずっとそう思っている。

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