ヤマナシ・クエスト 若者のすべて

ヤマナシ・クエス若者のすべてフジファブリック志村正彦がのこしたもの~」という番組を見た。元々は昨年12月にNHK山梨県内のローカル番組として放送された番組で、その後ファンからの強い要望もあって1月24日にNHKBS1で全国放送されたものを、自宅のブルーレイレコーダーで録画していた。それから約半年、見たいような、でも見てしまうのがもったいないような気分で、長いこと未視聴のままだった。だが、7月10日に「志村の40回目の誕生日~」というニュースを見て、見ることを決断。今朝4時半に起きて視聴した。

 

番組は、志村の生きた29年の軌跡と、彼が残した曲に影響を受けた人たちの今を、フジファブリックの代表曲を聴きながら辿るという内容。彼の地元である富士吉田市の同級生の人たちや、メジャーデビュー前の初期メンバーの今の状況など、この番組でなければ知ることが出来なかったであろう内容が豊富で、45分間を噛みしめるように味わって観賞した。フジファブリックの曲を聴くのは、おそらく去年12月のの志村の命日前後以来のことで、正直久々だった。だが、番組で流れた曲とともに自分で口ずさんだ歌詞はテロップを見るまでもなく自然に出てきたし、今でもアルバム「MUSIC」以前の曲は歌詞を見ずにほぼ全て歌える自信がある。自分は志村の残した音楽が今でも好きだし、あまり聴かなくなった今でも、その計り知れない影響を受けながら、日々生きているのだ・・・そんなこと感じて、自分の心の中に志村が確かに息づいていることを再確認した、幸せなひとときだった。

 

富士吉田市では、年に数回、夕方の夕方のチャイムで「若者のすべて」が流れるという。いつか、そんなすてきな富士吉田市に、自分も足を運べたらいいなと思う。そのときはぜひ自分の子供を連れて、彼の音楽の素晴らしさを子供に語って伝えたいものだ。

 


富士吉田の夕焼けチャイム / フジファブリック「若者のすべて」

(20分)