雪国レポート:2015/12/27

12月に入っても一向に雪が降らなかった上越に、ようやくまとまった雪が降り積もった。今朝からの降雪で、家の周りには10cmほどの雪が積もり、昨日まで茶色い土と枯れ草を晒していた大地は、白銀の世界へと一変した。氷点下前後の寒さの中で、どこまでも白く塗りつぶされた世界を目にして、自分もようやく冬が来たという実感を持つことができた。冬だ、スキーだ、これでやっと滑れるぞ、そう思うと心躍った。そして童心に帰って、地面から手ですくい取った雪を握って雪玉を作ると、反射的に田んぼに放り投げた。いくらでも雪玉を作れるほどの豊富な雪と、それを人目を気にせず、誰にも迷惑をかけずに放り投げられるだけの土地が存在すること、これを雪国の特権と言わずして何と言おうか。自分はこの環境が好きだから、多少不便で車の運転がリスキーでも、この土地を出ていこうなんて発想は微塵も抱かない。



↑庭の栗の木にもきれいな雪の花が咲いた。


気が付けば、今年も残すところあと4日になってしまった。この1年は本当に走りっぱなしで、休むことがなかった。それでいて、やるべきことは溜まりに溜まっていて、日常は慌ただしくて、全然2015年を締められそうにないのが困ったところだ。日曜日の今日も結局、休日出勤で1日潰してしまった。今が人生で一番繊細で貴重な時間だと思うのだけれど、自分の気持ちとしっかり向き合うことが全く不十分なのが、もどかしく、残念である。走ったといえば、今年のロードバイクでの走行距離だが、12月6日の走行が最後で、合計703km(昨年からの通算走行距離は2054km)となった。昨年の1351kmから大きく減少したのは、自転車で事故を起こして2ヶ月ほど走行不能だった影響や、ロングライドをあまりしなかったことによる。目指せ3000kmと豪語していた目標は遠くかすんでしまった。遠大な目標は役に立たないので、来年は地に足を付けて、1500kmを目指すことしたい。


明日は3ヶ月半ぶりにS君と会うことになっている。それを楽しみに、おそらく今年最後となる仕事をしっかりと集中して頑張りたい。

(25分)