締め2014

今年も、2014年(平成26年)も、いよいよ終わりだ。来年を迎えるまであとわずか。時間がないので、ごくシンプルにこの1年を総括してみたい。


今年は、プライベートではいくつも念願を達成することが出来た。まず2月の北海道旅行では、「富良野でスキー」をすることが出来たし、「さっぽろ雪まつり」を見ることが出来た。4月には、ずっと欲しいと思っていた憧れの「ロードバイク」を手に入れた。7月には、日本最大のダムである「黒部ダム」に行ったし、日本最高地点である「乗鞍岳」の道路を自転車で走ることが出来た。そして、8月には「富士山の登頂」を達成したし、7〜10月にかけて、自転車の3つの「ロングライドイベントで100km超の距離を完走」した。どれも、楽しく充実した思い出として蘇るものだ。その一方で、仕事の面では、人事異動で新たな仕事を担当するようになり、今までにない多くの困難に直面した。それによって、ワークライフバランスと呼ばれるものは消失したし、精神的にも少しグラグラした状態に追い込まれた。仕事上のめぼしい成果もなく、足踏み状態だった。そんなふうに、プライベートと仕事の充実度が対照的で、達成感もあった反面、挫折と試練も非常に多く経験した1年だった。


ただ、良くも悪くも、この状況は続かないだろう。というか、続けられないだろう。いよいよ、社会人として、様々な義務や責任を果たさなければならない時期が来ている。プライベートの時間を遊びにばかり割いてはいられないし、逆に仕事に心身を潰される訳にも行かない。ここからの3年間で、失敗を恐れず、どれだけ色んな事を経験して、逆境を乗り越えて、自分を成長させられるかという点に、今後の人生全てがかかっていると言っても過言ではないほどに、今は非常に大切な時期なのである。仕事面では、この1年間に失敗したことをきちんと反省し、それを成功へのバネにすることが、来年の課題である。また、プライベートでは、時間の希少性を意識した上で、限られた時間内で「今しか出来ないこと」に挑戦していくことも大きな意味を持つだろう。ワークライフバランスではなく、ワークライフマネジメントの観点から、自分の人生を能動的かつ戦略的に切り拓いていく意識を常に持ち、自分を追い込み過ぎずに、なるべく高いパフォーマンスを発揮する努力が求められる。つまり来年は、プライベートに目配りをしつつも、今年は不十分だった仕事上の成果をしっかりと挙げて行きたいし、挙げなければならないということである。


来年の自分に贈りたい言葉、それは「自分の土俵で戦え」ということだ。自分の出来ないことを嘆くのではなく、強みを活かすためにどうすればいいかを考えて、自分のパフォーマンスを引き出せる分野で勝負すること。それが、着実に成功体験を積み重ねるための最短ルートになる。また、そもそも自分の強みとは何なのかという問いを追求することにより、自分の幸せの在り方、より素直に生きる方法のヒントが見えてくることだろう。限られた時間の中で、きちんと成果を出す。そのためには、人と同じ土俵で勝負しようとするのではなく、自分の土俵に持ち込んで勝負をかけることが大きな意味を持つのである。この言葉を道しるべとして胸に刻み、新たな1年を力強く歩み出したい。

(35分)