スーパームーン

今夜の月は特別だった。満月だったのだが、ただの満月ではなかった。月の公転軌道の関係で月と地球が最接近したタイミングと、満月が重なっていたので、月がいつもより大きく、明るく見えるという特別な満月だったのである。この満月のことを「スーパームーン」というそうだ。今年は当たり年で、7〜9月の3回見られるほか、20年に1度の周期の中で最も明るい月なのだという。これほど明るい月は、今回見逃したら次は2034年まで見られない・・・と一昨日の日経新聞に書いてあった。普段は何気なく見ているお月さまだが、それを聞いては見ない訳にはいかない。ということで、今日は仕事をさっさと切り上げて、19時40分ごろに帰宅。それから15分ほど、望遠コンパクトデジカメを三脚に載せて玄関に設置し、雲の間を見え隠れする満月をファインダー越しに観測しながら撮影した。




なるほど、前評判通りだ。非常に明るい月だった。本が読めるくらい明るいなんてのは当然で、直視すると眩しさを感じるほどにそれはそれは明るかった。東の山から月が出てくる瞬間を観察出来たら、さぞかし大きく見えたのだろう(目の錯覚で大きく見えると言われている)。それが見られなかったのだけが一つ残念だった。満月の写真もそこそこきれいに撮れたので満足している。ただし、コンデジによるマニュアル撮影では限界があるということを強く実感したのも事実だった。特に、微妙なマニュアルフォーカス(MF)が出来ない(MFモードはあるのだが、細かく調整できないためピントが甘くならざるを得なかった。オートフォーカス(AF)では満月にうまくピントが合わない)のが一番ネックだった。やっぱり、今後もカメラ趣味を続けて行くとすれば、一眼レフを買うしかなさそうだ。今年はすでに散財しすぎて無理なので、来年度の当初予算(自分の収入と支出についての予算)を組む時に、購入費用を盛り込めるように財源を工面するとしよう。

(30分)