のりりん⑨

のりりん(9) (イブニングKC)

のりりん(9) (イブニングKC)


鬼頭莫宏の自転車マンガ、「のりりん」9巻を買ったので、今夜読んでみた。主人公たちが自動車レース用のサーキットで開催された自転車レースに出場し、タイムトライアルとエンデューロの2種目で、イヤミなレーサーどもに勝負を挑む、というのが今回のお話だ。マイペースに走ることをモットーとしている自分としては、自転車で人と競うなんてのは本旨に反するので、現実に「自転車で勝負だ!」なんて展開はありえないし、こういう競技に出ることも考えられない。しかしだからこそ、物語の中の出来事としていつも以上にマンガに没入して楽しむことが出来た。また、レースには出たくないものの、車専用のサーキットを自転車で走ってみたら楽しそうだなとも思った。「サーキットを走ってみる」というのを、やってみたいことのリストの中に入れておくのもいいかもしれない。レースではないサイクルイベントを目的として、サーキットが開放されることがあるのかどうかは、分からないが。


自転車マンガは、「のりりん」のほかにも、巷で自転車女子を急増させている原因となっている「弱虫ペダル」や、一昔前(から)のマンガである「並木橋通りアオバ自転車店」「Over Drive」も読んでいる。個人的に、自転車マンガにはハズレがないと感じているので、ほかにも面白そうな作品があればどんどん読んでみたいと思っている。

(20分)