caution

将来の保証がない会社で、何のスキルも身に付かない仕事を頑張っても、自分の人生のためにはならない、と気付いた。過重な負荷を感じながら働いたところで、そんな自己犠牲は誰も望んでないし、誰の役にも立ちはしない。空回りするだけで、何も残りはしないものだ。もっと自分のために、自分の信条に素直になって、働いたほうがいい。それくらいのしたたかさがないと、働きながら、よそでも通用するスキルを身に付ける余裕は持てない。飛行機のエンジンはすでに故障していて、停止寸前だ。誰も本気で直す気はないらしい。申し訳程度に利きもしない油を差したり、故障なんてあり得ないと信じているのか見て見ぬふりをしたりしているが、そろそろ墜落の危機に陥りつつあることは疑いようがない。自分は乗員として最後まで全力を尽くすが、飛行機と心中して木っ端微塵になるのは御免だ。地上300mまで近付いたら脱出出来るように、パラシュートは用意しておきたい。残された時間は、パラシュートの準備に充てなければならない。そう思うのである。