ストロボナイツ

一説によると、多くの人は、自分の青春時代に好きだった音楽を、いくつになってもずっと聴き続けるものだという。昭和の歌謡曲が今でもテレビの歌番組で流れるのは、それを支持する層がしっかりと存在しているからだ。自分のことを振り返ってみても、よく聴いている曲は、最近流行りの歌などではなく、学生時代にハマっていた、今はもういないアーティストのものだったりすることが多いので、この説にはなかなか説得力があると感じている。


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というわけで、最近の脳内エンドレスループの曲がこれ。ボカロ曲の「ストロボナイツ」である。iPodの中に入っていたものを「発掘」したら、久々にハマってしまった。ニコ動で初めて公開されたのが2007年11月30日で、自分がCDを買って(おそらく)初めて聴いたのが2009年2月。もう5年以上も前のことだ。この曲が収録されたアルバム「Re:Package / livetune feat.初音ミク」は自分が初めて買った、ボカロ曲のCDだった。この曲は、アルバムの中でも特に好きな曲で、思い出深く懐かしいものである。キラキラした感じの音色が気持ちを明るく照らしてくれる気がする。14時間も職場にいると、ストレスで気が滅入りそうになるが、通勤の車内でミクの歌声を聴いて自分を励ますことで、何とか心の平静を保てている。週末も公私の用事に忙しいので落ち着かないが、小さなことに楽しみを見つけて、あと1カ月続きそうなこの状況を乗り切っていきたい。

(25分)