晩秋

今日は一日中晴天だった。昼すぎに「そういえば、紅葉をきちんと見ていないな」と思い、ぶらっと近所の山まで車を飛ばした。妙高山は2週間前がちょうど紅葉の見ごろだったから、すでに散っているはずだ。もっと低い山なら、まだ残っているかもしれない。そう思って辿り着いたのは、南葉山のキャンプ場だった。







↑奥に見えるのは中部電力上越火力発電所。本稼働すれば長野県の電力需要の8割を賄えるらしい。


カメラを持って撮る気満々で行ったのだが、残念ながらあまりきれいな紅葉ではなかった。黄色ばかりで赤みが少ないため色合いがあまりよくないのと、紅葉した木がまばらなのと、ここもすでに散りつつあったためだ。そのせいか、人の姿はほとんどなかった。やはり、苗名の滝やいもり池等の有名スポットに行ったほうがよかったようだ。だが、11月に入ってしまったら、もう紅葉はほとんど終わりである。早く行こうとは思っていたのだが、週末に予定続きでつい後回しになった結果タイミングを逃してしまった。来年はきちんと予定を決めて、10月下旬の晴れた朝に山に行き、美しい紅葉を存分に撮影したい・・・。そんなことを空想しながら、いよいよ終わりつつある今年の秋を惜しむのだった。

(20分)