登山:火打山

今日は、地元の友人と二人で登山に出掛けた。今回登ったのは、「日本百名山」の一つに数えられる地元の名峰、火打山(標高2,462m)。火打に登るのは小学6年生の時以来、16年ぶり2回目のことだった。


今朝は4時前に起きて、友人に車で拾ってもらい、彼の車で標高約1,300mの笹ヶ峰高原へと向かった。ここにある登山口から登り始めたのは5時55分。妙高山の裏側を回り込むようにして長い山道を歩き、山頂に着いたのは9時25分、下山を開始したのが9時50分。そして同じ道を通って、登山口に戻ってきたのは12時44分。所要時間結果をまとめると以下のようになる。


【登り】3時間30分
【山頂滞在時間】25分
【下り】2時間54分
【トータル】6時間49分


今日の天気はまさに雲ひとつない晴天。高く澄み渡った空は、標高の高さも手伝って、青すぎるくらいに青かった。前日も晴れていたことから登山道も全体的に乾いており、気温もこの時期としては暖かくて、これ以上ないくらいの完璧な登山日和であった。歩くと少々汗をかいたもののさほど暑くもなく、水分は携帯した500mlの飲料水だけで十分足りた。短距離で標高を稼ぐ「垂直移動」が多い妙高山に比べ、火打山は距離が長い代わりに勾配が緩やかで「垂直移動」が中心だったのも、前回の妙高山のような滝汗をかかずに済んだ要因だった。足腰にもさほど負担がかからなかったようで、約3万歩歩いたものの、結果的に翌日以降筋肉痛が起きることはなかった。登山道を歩きながら見た、今が最盛期の紅葉や、なだらかな曲線を描く火打の山容や、それが池の水面に映った姿、尾根や山頂からの眺望などの風景は、どれも素晴らしく、コンデジで撮ったとは思えないくらいに写真をきれいに撮ることが出来た。こんな抜群のコンディションの中で登山出来るのは本当に幸運なことであり、自分が今までに経験した(数少ない)登山の中でも最も歩きやすく、最も楽しめた登山だったと自信を持って言うことが出来る。前夜も残業で、4時間ほどしか眠っていなかったにもかかわらず、早朝から登山に付き合ってくれた友人には、感謝するばかりだ。


今シーズンの本格的な登山は今回で最後にするつもりだ。今回の友人とは、すでに冬のスキー・スノーボードや、来年の登山の相談をし始めている。来年も登山に挑戦するつもりなので、来年こそは、山頂で火を使ってお湯を沸かし、カップめんを食べコーヒーを淹れて飲むという小さな夢を実現させたいと思う。





↑霜が降りていた。水たまりには氷が張っていたし、数日前に降ったと思しき雪も見つけた。山はもう冬が始まりつつある。









(※今回の写真は、フォトライフの「火打山登山2015」フォルダに保存した。)

(30分)