紙こより

今朝、職場にこんなものを持って行った。

マルアイ 紙こより 1000本入 クチ-12

マルアイ 紙こより 1000本入 クチ-12

「紙こより」という紙製のひもだ。職場で決裁を取った原議書をファイリングする際に、1件ごとに束ねるのに使っている。自分が文書作成時に参考にしている「六訂 公文書の書式と文例(平成23年3月、文部科学省発行)」にも、原議書の保管には出来るだけ「こより」か「ひも」を使うようにと書いてある。12月くらいに事務室内の文房具の棚の紙こよりが尽きて以来、補充されることがなく、原議書を縛れずに困っていた。ホチキスで綴じれる厚さの原議書ならホチキスでもいいが、綴じれない厚さのものが結構あるので、それを綴るのに紙こよりは必須である。文書を1件ごとに束ねておかないと、どこまでが原議書で、どこからが決裁を取らなかった参考資料なのかが分からなくなってしまう。一度たこ糸を使って縛れないか試したこともあったが、相当苦労したため二度と繰り返すことはなかった。ある程度の固さがないと、厚みのある文書の穴にまっすぐ糸を通すことは難しいのだ。その点、まっすぐで固さのある紙こよりは優れている。買わなくちゃな、と思いつつもつい後回しにしがちで、気付いたらいつの間にか3カ月近くも経過していた。これはマズいと思って、この週末にAmazonに注文して届いたのが上の商品である。近所の文房具屋や100円ショップを回ってみたが見当たらなかったので、ネットで買うことにした。もちろん費用は自腹である。今回に限らず、文房具類はほとんど自前で調達している。職場の支給品より自分で選んだもののほうが機能・性能・デザインの面で優れていて、使っていて便利で楽しいし、私物の文房具なら私用に使っても問題ないので安心だ。職場で自分の手帳に書きこむときや、仕事と直接関係ないことに関するメモを書いて人に渡す時等は、必ず私物のペンや付箋を使うように徹底している。ハサミやスタンプ台も私物だし、ゴム印を作って買ったこともある。そこが自分のこだわりなのである。ただ、今回買った紙こよりは、やや期待外れだった。長さが足りなかったのだ。原議書の2つのパンチ穴の間ををぐるりと一回りか、せいぜい一回り半するだけの長さしかない。これまでは2周させてから固く結んでいたので、これには戸惑いを隠せなかった。今回買ったのが360mmのものなので、これまでのものはおそらく450mm以上あったのだろう。しっかり書類をホールド出来なくて何だかしっくりこないので、次はもう少し長いタイプを買うように注意したい。といっても、今回は単価の安さに目がくらんで1000本入りを買ってしまったので、残念ながら向こう10年間は無くなりそうにないだろう。我慢して使うのが得策ということか。それとも何かほかの用途を見い出すか。悩みどころである。

(25分)