秋末

山はまだ紅葉しているが、平地ではもう大半の葉が散り、歩道や車道の端には積み重なった落ち葉がまだらな模様を描いている。そろそろ秋も終わりに近づき、冬と呼ぶべき時節に差し掛かっている。


日曜の振替休日だった今日は、いつになく「有効活用しよう」という熱意に満ちていた。独逸団、日本団との久々の交流で、彼らから刺激を受け、「自分ももっと積極的・活動的にならなければならない。小さな挑戦を積み重ね、自分を変えなければならない」と思うようになったからだ。こういう気持ちはあらゆるチャンスにつながるきっかけとなるものであり、とても大切である。熱いうちに叩いて、不断に叩き続けて、冷まさないようにしなければならない。今日は、自分の実行力を問う試金石とでもいうべき1日だった。


まず、金〜月まで4日間溜めた日経新聞を読んだ。次に、ガソリンスタンドに行き、少し早いがタイヤを冬タイヤに換装した。そして午後からは、通算3時間半ほど簿記の勉強をし、休憩時間にマンガ2冊(『マンガで分かる心療内科⑦』『新世紀エヴァンゲリオン⑬』)を読了。夜は、父方の祖母の誕生祝いのため、家族と一緒に寿司屋で外食・・・といった具合。まだまだ活用の余地はあったが、普段の自堕落な休日に比べれば、遥かに実のある過ごし方だった。これによって、充実感と自己肯定感を得られた。思うに、この自己肯定感こそが、次なる行動の原動力となるものであり、人生を豊かにし、自我を確立するためには欠かせないものである。また、違う仕事をしたいなとか、インフレになったら長期金利の上昇で国債がデフォルトしちゃうからデフレ下でしか増税は出来ないなとか、サイコロで日々の選択行動を決めることで日常に不確定要素を取り込むシステムはどうかとか色々考えたりもした。


次の三連休は、更に中身の詰まった、それでいてきっちりリフレッシュも出来る、メリハリの利いた休みにしたいものである。

(30分)