発表

昨日は、大学の国際交流の部署の計らいで「留学生が自国について語る」連続企画の1回を特別に自分のために割いてもらう機会を得て、昼休みの時間に40分ほど独逸での体験を発表してきた。聴衆は、留学生を中心とする学生10名程度と教職員数名。パワーポイントで作ったスライドをプロジェクタで投影しつつ、研修の流れに沿って、どんなことをしてきたか、そこで何を感じたか、日独はどのように違い、逆に共通している部分はどこか、といったことを話した。普段こういうふうに話をすることがなく、プレゼンに慣れていないのと、与えられた時間が限られていたことから、最後はスライドを説明しないですっとばすような形で駆け足になってしまい、話したかったことを十分に伝えきれなくて少し悔しい思いをした。ただ、参加した学生が楽しげに耳を傾けてくれていたのが嬉しかったし、多少なりとも独逸に興味や親近感を持ってくれたのなら、自分が発表した価値はあったといえる。それに、帰国後ずっと肩にのしかかっていた「大学できちんと報告会をしなければ」という義務感のようなものがようやく達成されて、気持ちがふっと楽にもなった。今後も機会があれば、色んな人に自分の体験を伝え、自分なりに研修に行った成果を社会に還元したいと思っている。発表する場数を踏めば、スライドも説明も、よりブラッシュアップされ、伝えるべきことの輪郭がくっきりとしてくることだろう。自分自身にとっても、それは自分が得たものを再考する格好の機会となるはずだ。

(15分)