東京出張・三度目

昨日から今日にかけて、1泊2日で東京に行って来た。今日の午後行われた給与関係の研修に参加するのが目的だった。本来は日帰り出張なので、旅費は1日分(往復交通費+日当)しか出ないのだが、私費で前日に東京入りしてビジネスホテルに泊まり、少し観光したり、ホテルでゆっくりしたりして過ごした。未だ深い雪に覆われた新潟と比べ、東京は雪なんてあるはずもなく、青空の下で空気が乾ききっており、まるで別世界。それを見ても違和感はなかったが、季節感がないなとは思った。新潟に帰ってきて雪を目にして、「ああ、今は2月なんだよな」と実感を取り戻して少しほっとした。地元にはないものを求めて旅行に行くけれど、帰ってくる時はいつも「やっぱり自分には地元が一番しっくりくるな」としみじみ思って、地元への愛着が強くなる。今回もそうだった。


昨日は、12時に直江津を出発し、15時には台東区のホテルにチェックインした。京急EXインという、昨年9月にも泊まったことのある自分のお気に入りのホテルだった。朝食(洋食)がついて5400円と安く、駅から徒歩2分ほどと近く、カードキーがないとエレベーターが動かないといったセキュリティの高さなど、サービス性の高いところが気に入っている。17時半過ぎからは、台東区在住のSS氏とヨドバシカメラ前で待ち合わせをして合流し、一緒に秋葉原を散策。とんかつ屋で夕飯を取った後、ゲーセンでクレーンゲームをして遊び、カフェで雑談をするなどして、3時間ほどアキバを楽しんだ。日曜日の夜だというのに大勢の(主にメガネをかけた)人たちでにぎわっていて、さすがは世界のアキバだと思った。クレーンの難易度も高いと感じたが、大枚をはたいた末に何とか2つの景品を落とすことが出来た。もっと時間をかけて色んな店や通りを回ってみたいと思ったが、休日の日中はもっと大勢の人たちでごった返しているに違いないので、そんな中を人をかきわけて歩きたいとは思えず、やっぱり日曜の夜にちょっとぶらつくくらいがちょうどいいやと思って、個人的には十分満足した。ホテルに帰った後は、黒ラベルの500ml缶で晩酌をして、一人の夜を満喫した。



↑ゲットした景品①:まどマギのお菓子。500円。

↑見るからにおいしくなさそう。3/25現在でも未食のまま。

↑景品②:化物語のスピーカー。2000円。なかなか落ちなくて、次々にコインを投入するものだから、SS氏から「もうやめろ」と制止されたがそれでもなお挑戦し続けてやっとこさ落とした。氏曰く、落とした瞬間の自分は「すごいドヤ顔」だったとのこと。

↑モノラルスピーカーだが、音質はクリアで悪くない。意外にも「使える」景品のようだ。


今日は、午後から研修だったので、午前は上野公園を散歩したり、カフェでコーヒーをすすったりして過ごした。でもリラックスしていた訳ではなく、やることがなかったからそうしていただけで、他の職員は今頃仕事をしているのに、と思うとちょっと気が引けた。そうして時間調整をし、満を持して参加した午後の研修は、ここまで来たことを後悔するほどつまらない内容。問題を配られ「では、設問1を5分で解いてください」なんて言われても、複雑な要因が絡み合う初任給を5分で決めるなんてとても無茶な話で、自力では全然問題が解けなかった。講義形式だと思っていたので、肩すかしをくらった気分だった。給与で問題を与えられてそれを解くなんていう発想が自分にはありえないと思ったのだが、講師の話に寄れば中央官庁では何日もかけてこういう問題に取り組む研修を行い、討議やプレゼンまでするのだという。でも、大学の給与レベルでは今回の設問のような複雑な条件の事例なんてほとんど発生しえないので、今まで考慮したこともなかった様々な細かな人事院規則のルールが取り上げられているのを見るにつけ「こんなに複雑な仕組みが本当に必要なのか?」と思わずにはいられなかった。今年初めて参加してみたのだが、受講料を払ってまで聴くほどの価値のある内容ではなく、来年からは参加しないほうがいいと思った。大学からお金を払ってもらって参加しておきながら申し訳ない話だが、ちょっとがっかりした気分で帰途に就いた。


研修終了後は、おみやげを買うと、一目散に新幹線に乗り込み、19時半には直江津に到着。東京から2時間15分で着いてしまうのだから近いものだ。そして、20時過ぎに帰宅した。今日は休みだったような気分で、土曜日から実質3連休のような感じだったが、明日からは気持ちを切り替えていつもの業務を頑張りたい。

(55分)