技術

先週の10日(金)の夜から12日(日)まで、2泊3日で赤倉温泉に泊まった。そして、土日2日間、赤倉観光リゾートスキー場でスキーを楽しんだ。参加者は、自分の大学と他大学の職員からなる10数名。何年か前からこの時期に行われている企画なのだが、自分は今回が初参加だった。いつも一緒に昼のバドをやっている財務課長から誘いを受けて半ば強制的に参加することになったものだったし、他大学の参加者は全員初めて会う人たちだったので、行くまでは不安な部分もあったのだが、いざ出てみたらそんなのは杞憂に過ぎなかった。スキーという同じ趣味を持った者同士だからか、案外すんなり溶け込むことが出来、土曜の夜の宴会の際には、すっかり打ち解けた雰囲気になっていた。干支にして自分より一回りから四回りくらい年上の人たちばかりで、20代は自分だけだったが、その分「若いのによくぞ参加してくれた!」みたいなノリで少しチヤホヤされた部分があったし、技術面で未熟な部分も大目に見てもらえたので、周りの人の心遣いに恐縮することこそあれど、同年代がいないことに心細さを感じることはなかった。これはある意味、若さの特権というものかもしれない。自分が40代のオヤジだったら、こうは行かなかっただろう。普段は他のスキーヤーの滑りを見よう見まねでやってみたりしつつも、結局は我流で滑っていた自分だったが、今回は他の参加者から、具体的な言葉で分かりやすく「こうすればもっと上手に滑れるよ」とアドバイスを受け、多くの実践的な技術を知ることが出来た。ベテランのアドバイスはさすがで、シンプルながらことごとく的を射ており、言われたとおりにやってみると自分でも「これは違うな」と滑りの変化をすぐに実感することが出来た。自分一人で滑っていては決して得られない、貴重な経験が出来たという意味で、今回のスキー合宿に参加した意義はとても大きかったと感じている。もちろん、夜の宴会も楽しかったし、週末の過ごし方としてはとても充実したものだったと思う。今回教わった知識を、頭の中のものだけにせず、地に足のついた技術として体でしっかり身につけるために、今週末からのスキーでは、それらを実践するという目的意識を持って滑ってみるつもりだ。まだ月曜日ながら、早くも週末が待ち遠しい気分である。

(25分)