セーター

今週から、勤務中にセーターを着るようになった。それまでは、ヒートテックの下着の上にYシャツを着てネクタイを締めるだけだったので、課外に出た時などに非常に寒い思いをしていた。また、プリンタのトナー等で袖口が汚れないようにするために腕をまくることもあって、夏でもないのに見苦しいなと自分で思ってもいた。そのための対策として買ったのが、セーターだった。他の職員は、セーターかベストかフリースを着ているので、その中からどれが一番いいかと少し考えたのだが、他の若手職員を参考にセーターに決定した。セーターは静電気の蓄積と洗濯が心配でこれまで敬遠していたが、背に腹は代えられない。最初はAOKIで探したのだが、これというものがなかったので、結局ユニクロで買った。黒一色で柄のない、1,980円のものである。本当は柄のあるほうがよかったが、なかなか自分の希望に適うものがなかったので黒一色に決めた。ズボンも黒いので、仕事姿は襟元以外は真っ黒というわけだ。袖口も真っ黒なので、黒ずむ心配をする必要もない(そういう問題でもないが)。セーターを着てみて、気付いたことがある。まず、暖かい。当然だ。バドミントンをするために体育館に向かうとき、一旦長靴をはいて外に出るが、その時もセーター姿なら全然平気である。次に、ネクタイがぶらぶらしない。トイレや水盤で手を洗う時など、前かがみになるときに、これまではネクタイが前方に垂れ下がってきて邪魔だった。タイピンは着けていないから、手で押さえたり、胸ポケットに入れたりしていた。そうした問題が、セーターを上に着たことで解消された。小さなことではあるが、画期的なことであった。また、セーターによって出勤時の装いにも変化が生じた。スーツの上着を着なくなったのである。セーターの上にスーツの上着を着ると、ごわごわして嫌だし、黒いスーツに黒の無地のセーターは似合わないことが分かったので、上着は職場のロッカーに置くことになった。出勤時の出で立ちは、セーターの上にブルゾンを着るというものである。静電気がバチバチするかと思いきや、雪が降っていてあまり乾燥していないために、車に触ってバチバチする事態には至っていない。全体として、セーターを着るようにしたことには満足しているし、これからも(少なくとも3月までは)継続するつもりである。今後の課題は、セーターを複数枚買ってバリエーションを揃えることであろう。予算はともかくとして、まずは服の置き場を考えなければなるまい。このモノで溢れかえった自室をどうにかしなければ、自分自身も何も変わらない、変えられないような気がしてならない。

(30分)