雑感:2015/10/23

時間が新幹線みたいに早く過ぎ去っていく。今が何年の何月何日なのか、時々忘れてしまうくらいに、目の前のことを追いかけるのに精いっぱいの日々を過ごしている。そんな日常の移ろいを、少しだけ、取りとめもなく書き留めておきたい。


半袖シャツ、ノーネクタイで勤務するクールビズ期間も今月末で終わりとなる。周りの職員はすでにみな長袖で、上着を着ている人も少なくないが、自分は途中一時的に長袖を着つつも、一昨日まで半袖で粘っていた。10月21日に半そでで勤務していたというのは、たぶん、自分の中での「半袖クールビズ最長記録」を更新したのではないかと思う。とはいえさすがにもうこれ以上は半袖は厳しいし、再来週からはネクタイを締めなければならなくなるので、クールビズ気分は早く片付けなくてはなるまい。


8月のお盆明けから始めた、平日の昼食の弁当の持参を、2ヶ月経った今も続けている。毎日欠かさず、おかずとご飯を弁当に詰め、「自分で作った」と称して自席で食べている。上司からは「よく続くね」と言われるが、自分の性分的に、一度ここまで続けてしまったものは易々とはやめられないので、それほど強い動機があって続けているわけではない。9月からはロフトで買った「フタに保冷剤が内蔵された弁当箱」を使用しているが、従来の弁当箱よりさらにコンパクトになっているので、おかずもごはんも全然入らず、おそらく1食500kcalくらいしか摂取出来ていない。成人男性の昼食のカロリーとしては甚だ足りないが、これでも自分にはちょうどいい。食べる量は減っても、食べるのにかかる時間(=噛む回数)は変わっていないので、満腹中枢への刺激としては従来と変わらないと思う。でも、おかずを自分で調理するのが大きな目的だったはずなのに、それについては全く実現していないのはどうしてだろう。


平日は21時以降に家に帰るようにしている。「ようにしている」とはいささか妙な表現だ。だが、それには理由がある。祖母の起きている時間には家に帰りたくないのである。祖母は認知症で、家では暴言、罵詈雑言を壊れたレコードのごとく繰り返し、垂れ流している。自分はそれを耳にしたくないし、祖母をきっかけに家族が怒りや負の感情に支配されている様子を見たくもない。だから、祖母が床に入るまでは、家に帰らないようにするのがいつの間にか「自然」になってしまっている。それが問題の解決には何も役立たないことは重々承知しているが、家族が平静を失っていく中で、自分までもが同じ感情に支配されたら、それこそ狂気の沙汰になりかえないという恐れがあったので、負の連鎖に歯止めをかけるという意味でも、自分はその渦中に巻き込まれる訳には行かなかった。だから、仕事量に関係なく、一定の時間まで居残り続けるようになってしまったのである。この状況が、何らかの形で変えられたらいいなと思う。

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