冷蔵庫 その2 〜設置から1カ月編〜

6月4日(土)の午前、新しい冷蔵庫(Panasonic製、NR-F455T)を自宅の台所に設置した。古い冷蔵庫は、5000円くらいの家電リサイクル料を払った上で、そのまま引き取ってもらった。


冷蔵庫を入れ替える際に、古い冷蔵庫の中身を一度全て外に出し、業者が新しいものを設置して帰った後、新しいほうに入れなおした。その際、賞味期限切れの食品(2年以上過ぎているものもあった)や、いつから入っているか分からない、刺身にでもついていたと思われるわさびのパック等がたくさん発見されたので、まとめて処分した。中身を整理した分、冷蔵室のスペースに余裕が生まれるかと思ったのだが、意外にもそうはいかず、広くなったドアの収納スペースを目いっぱい活用して、ようやく収まりきる状態だった。メインの冷蔵室は今までより若干狭くなったのかもしれない。また、チルド室が狭いのには、結構戸惑った。ただ、たくさん入ってしまうと、冷蔵庫内で食品を眠らせてしまう可能性が高くなるので、少し狭いような気がする程度がちょうどいいとも思う。1カ月間使ってみて、全く期待していなかった自動製氷機能の便利さや、フレンチドアや小物入れの使い勝手の良さに気付かされたし、家族からも好評を博している。買換えに合わせて導入した、食事や連絡事項を記載するためのホワイトボードの使用も定着したし、最上段だった冷凍室が下から2段目に変わったことにも、ラベルを貼って表示した甲斐もあり、みなすっかり慣れたようすである。いずれも、高齢の老父母のための配慮だったが、幸いにもうまく行き、安堵しているところである。




さて、冷蔵庫を買い換えた最大の目的は、消費電力の節減にあったわけであるが、これはどうだったかというと、今ところは、それほど顕著な違いは観測出来ていない。



旧型と新型で、それぞれ15日間電気代を計測した結果が、上の写真である。差は7円。確かに下がってはいるが、比率にしてわずか約20%ほど低下したに過ぎない。旧型での計測が5月後半で、新型でのそれは6月前半だったので、外気温の変化による影響もあるかもしれないが、それにしても「年間の電気代が半減する」という当初の期待には全く届きえない結果であり、少々残念に感じている。家族が多く、1日中家に誰かしらいるため、ドアの開閉数がどうしても多くなってしまうことが、電気代が下がらない原因の一つであろうと考えているが、だからといってドアを開け閉めを制限することは出来ないので、これはまあ仕方ないことだ。見込んでいたほど劇的にではないにしろ、節電効果が発揮されているのは明らかだし、新しいピカピカの冷蔵庫がやってきたことで、食事の際の台所の雰囲気もちょっと明るくなった気がする。だから、冷蔵庫を買ったことには、十分に満足している。冷蔵庫の年間の電気代を調べるため、ワットチェッカーでの計測は、今後も継続したいと思う。


LED電球、冷蔵庫に続く、新たな節電の取り組みを現在画策している最中である。それについても、近日中にレポートしたいと思う。

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